お笑い芸人のエド・はるみは5年もの間、ネット上のいわれの無いバッシングに悩まされていたという。バッシングのきっかけとなった出来事をテレビ番組で公にした彼女は今後、悪質な誹謗中傷記事や行為についての対応を変えていくとブログに記している。
両手の親指を突き立て「グ~!」と声をあげるギャグが大流行し、2008年の流行語(年間)大賞を獲得するほど大ブレイクしたエド・はるみ。しかし彼女は2009年頃から急に表舞台から姿を消し、同じ頃ネット上には“高飛車”“性格悪い”などという批判で溢れていた。このようなバッシングのきっかけとなった出来事について、9月30日放送の『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)でエド自身が説明した。
ある機内でのことだ。エドの席が空調の真下であったため、横を通った女性客室乗務員に「寒いので、席を替えてもらえないですか?」とお願いした。だがその客室乗務員は「少々お待ちください」と言ったきり、戻ってこなかったという。やっと彼女の姿が確認できたので声をかけたところ、「席は無いです」と素っ気ない返事が。しかしあまりの寒さに耐えかねエドは、別の客室乗務員にも席の移動をお願いしてみた。するとあっさり「どうぞ」と案内され、しかも後方のエコノミー席は空席が結構あったのである。席を移ったエドの横を“席は無い”と言った最初の客室乗務員が通りかかったので、「席ありましたけど」と彼女は思わず声をかけてしまったという。ところが「はぁ?」「何か?」とぶっきらぼうな応対をされ、気後れしたエドは「あ、いいです」と引き下がった。
しかし数週間後(2009年1月)、“エド・はるみ許すまじ”というタイトルのネットニュースが配信されていた。それは客室乗務員の座談会という形式で、先の機内での出来事が誇張されて述べられていたらしい。そこから「エド・はるみ性格悪い」「CAたちに大嫌われ」という噂があっという間に広まり、いわれの無いバッシングが始まったというのがエドの言い分である。
さらに、番組終了後に更新されたブログ『エド・はるみの問い合わせてみました。』の中で、「誹謗中傷記事、行為につきましては会社と相談をしながら、速やかに対処をして行きたいと思っています」と宣言。この5年間全く事実ではないこと、身に覚えのないことを際限なく書かれ続けることにとても苦しんできたが、「ただひたすら我慢することから卒業します」と強い決意が記されている。
ただ気になるのは、バッシングの発端となった機内の出来事で、最初の客室乗務員にわざわざ「席ありましたけど」とエドが話しかけた部分である。間違いを正さずにはいられない彼女の真面目さからの言動だろうが、番組MCの岡村隆史(ナインティナイン)らは苦笑していた。そしてひな壇にいた他の出演者から何か言われたのか、彼女は「え~、言っちゃダメなの?」と戸惑っているようであった。真実ではない部分でバッシングされることに我慢がならないと力説するエドにとって、“悪口を言われるだけマシ”との周囲のアドバイスは受け入れ難いもののようだ。
※画像は、公式ブログ『エド・はるみの問い合わせてみました。』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)