僕の人生に足りなかったものは母親が与えてくれる優しさやぬくもり、どうしても母親が欲しい…募るその思いをこらえきれなくなった中国の男性は、ついに母親を募集することにした。
中国・四川省に暮らすKuan-Yin Tsuiさんは、「私の人生に必要なのは母親。母親に優しく抱きしめられる経験をしてみたい」という30代男性。この写真は『globaltimes.cn』で公開されたものだが、彼はこのような人目を引く姿で街の公園に繰り出し、「僕の母親になってくれませんか。報酬は100万元(日本円で約1,775万円)です」と女性たちへのアピールを続けている。
真っ赤なランタンで自分はお金持ちであることをアピール。そしてパネルに書き込まれたのは女性に望む条件であった。57歳以上で薬物使用歴なし、それなりの教養を身につけ、Tsuiさんの母親になりたいという意志があること。候補者の中から個別面接を経て1名を決定する予定だ。
孤児院で育ち、自力で事業を成功させたTsuiさん。暮らしは豊かでも彼の人生には「頑張ったね。誇らしいよ」と称え、優しく労ってくれる母親がいない。満たされない思いと孤独感は年齢とともに募るばかりであったという。ある時公園で彼に「結婚してみては? 奥さんの両親ではダメなの?」と話しかけてみた女性がいたが、Tsuiさんからは「興味がない」という返事が戻ってきたそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)