このほどイギリスのあるレストランで、食肉の塊がいくつか入った大きなフリーザーから、まるごとの姿で冷凍保存されたライオンの死骸が発見された。いったい誰に食べさせるため…!?
死んですぐに冷凍されたのか、それともまさか生きているうちに…!? あまりにも“新鮮な”ライオンの死骸。場所は英ウェスト・サセックス州チチェスターの、とあるレストランのフリーザーである。保健所職員が衛生検査の真っ最中に発見したもので、調理して客に提供していた疑いもあることから、オーナーに事実関係を確認した。
オーナーは保健所環境衛生担当のイアン・ブライトモア氏に、「私が狩猟犬を数頭飼っていることから、その餌としてライオンを譲ってもらいました」と事情を説明。実はこのレストランの近くには動物園があり、ライオンはそこで飼育されていた一頭だった。一時はレストランの営業停止命令も検討されたが、ブライトモア氏は以前、別のエリアを担当していた際にまったく同様のケースを目の当たりにしたことがあるといい、その説明にとりあえず納得。客に提供する食肉と一緒のフリーザーにライオンを保存することだけは厳しく禁じた。営業の続行が許可されたこともあり、彼らはそのレストランの名前を公表していない。
それにしても猟犬の餌にライオンとは…。動物園はなぜ、ライオンをそのような形で他人に譲ってしまったのか。そして調理して客に提供していたということは絶対にないのか。いろいろと疑問が残る一件である。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)