新学年が始まった米ユタ州の小学校で、同じクラスに4組の双子がいるとして話題を呼んでいる。双子を出産する女性が年々増加傾向にあるといわれ、「じきにこれは不思議な現象ではなくなる」との声もあるようだ。
この写真はユタ州のメディア『ksl.com』が、新学年がスタートしたばかりのデービス郡ケイズビルにある「コロンビア小学校」の3年生のあるクラスに、なんと双子が4組もいる様子を紹介したもの。写真前列、左から右にブライトン&ブレンダン・ピアース君。後列は左から右に、ベネット&アイデン・キャンベル君、ローガン・サンドロフ君&グレイシー・サンドロフちゃん、サラ&アリッサ・ノートンちゃんである。
そして3列目が担任のアンドレア・ウッド先生。自身にも双子の姉がいるそうだ。「私のクラスでは児童の3分の1が双子なのです。本当にいい子たちばかりでとても楽しそう。もしも名前を間違えてしまったら、その時はゴメンなさい!」と笑顔の中にも緊張感をのぞかせた。
日本では、たくさんの友達を作ろうとの狙いもあり双子を別々のクラスに分ける傾向が強いが、この学校では敢えて同じクラスにしているとのこと。その理由をウッド先生は、「双子は本当に仲良し、親友同士なんです。でも長い期間観察していると、どの子もじきに別の友達を作るもの。それに、もしも双子を別のクラスに分けたら、授業参観や懇談会の時にお母さんは大変ですよ。2クラス分の先生の話や学級内のルールを聞いて帰らなければなりません」と語っている。
なお、不妊治療が増えている影響ともいわれているが、全出生数のうち双子、特に二卵性双生児が誕生する割合が世界的に増加している。なんとアメリカでは今、妊婦の30人に1人が双子を妊娠というから、1クラスに最低でも1組という時代になったといえそうだ。
※ 画像はksl.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)