ギター弾き語りでおなじみの芸人、AMEMIYAが大河ドラマ『軍師官兵衛』に出演した。彼の大河デビューは登場シーンが約55秒。セリフは一言だったが、前々から「1万回は練習した」と語っていただけあり彼らしさが出ていたようだ。
「冷やし中華はじめました~」の歌ネタで知られるAMEMIYAが9月21日放送の『軍師官兵衛』でついに大河デビューを果たした。彼は9月7日に『AMEMIYAオフィシャルブログ』で「大河ドラマぁ~はじめましたぁ~!♪」と新聞記事を掲載して今回の出演を伝えていた。
放送日にも「今日は官兵衛ですな! 【AMEMIYAを探せ】敢行してね!!」と呼びかけていたが、ドラマではまさにその通りの登場となった。9月21日の第38回「追い込まれる軍師」でのラストシーン。茶室で千利休(伊武雅刀)に呼ばれた黒田官兵衛(岡田准一)が徳川家康(寺尾聰)と対面する。その時に、徳川家康が「噂に聞いた」と語る、回想場面でAMEMIYAが登場した。
天下人となった豊臣秀吉(竹中直人)の下に相談役の“御伽衆(おとぎしゅう)”たちが集まり酒肴を楽しみながら秀吉の相手をしていた。秀吉が「このわしが死んだら、次の天下人は誰じゃと思う?」と悪戯っぽく話を向けると、御伽衆の1人が「それは、徳川様でござりましょう」と答え、秀吉が「ほほう」と不敵に笑う。
次にAMEMIYA演じる御伽衆が「前田利家様ですっ」と張りのある通った声で答えた。セリフはその一言だが、彼は新聞紙のインタビューでも目立つためにいろいろなバージョンを研究して「1万回は練習した」というセリフだ。この日登場した御伽衆は6人で、セリフがあったのは3人。その中の一言ながらAMEMIYAらしさを残せたのではないか。
この、秀吉と御伽衆がやりとりする場面の放送時間が合計で約55秒だった。AMEMIYAもチラチラと映っており45分間の『軍師官兵衛』でこのわずかな登場を見逃さなかった視聴者は“AMEMIYAを探せ”をクリアできたはずだ。また、9月28日の放送でも登場する予定だという。
ところで、彼は撮影現場で主演の岡田准一から「今日冷やし中華はじめないんですか?」と言われたり、いきなりギターを渡されて歌わさせられたりしたそうだ。出演時間は短くとも大河ドラマの現場を知ることができただけでも貴重な体験ではないか。
※画像は『AMEMIYAオフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)