天然キャラ疑惑もあった平愛梨だが、本当に彼女は素が天然のようだ。今回もイベントで天然を思う存分発揮した平。メイクをしながら執筆した『女優姉妹』に、石田衣良からも太鼓判を捺されていた。
8日、都内にてE☆エブリスタ「スマホ小説大賞2014」授賞式が行われた。2012年「電子書籍大賞」からスタートし2年目を迎える今年、「スマホ小説大賞」にリニューアルされ全9967作品から選ばれた9作品が受賞した。プレゼンターに直木賞作家の石田衣良、ゲストには昨年の受賞作『摂氏100℃の微熱』が映画化され、その主演を務めた女優・平愛梨、昨年受賞者のマシンガンズ・滝沢秀一が登壇し、受賞者を祝った。
冒頭の挨拶で石田は「小説や出版業界は未曾有の危機なんです。役に立つものがあれば何でもやりたいと思って、スマホ小説大賞を立ち上げました。これから若い才能がどんどん登場して本の世界を元気にしてくれるといいな」と語った。
小説のイベントだけに、平には「もしスマホ小説を書くとしたら、どんな作品を書きたいか考えてくる」というお題が事前に与えられていた。「メイクをしながら考えた」という作品のタイトルは『女優姉妹』。自身も妹がいるので姉妹を題材にしたものを書きたいと思ったという。「引っ込み思案の姉と何をやってもうまくこなす天才的な女優志望の妹の姉妹愛」は、平の妄想の世界がどんどん広がりさらに妄想を呼ぶ作品だ。平の熱弁に石田も「ものすごく出来上がってますね。妄想する力がありますよね。読んでみたくなる」と会場を笑わせた。
演じるなら「姉」と答えた平に、「自分のキャラが分かってないですね」とダメ出しをする場面も。また平を主人公にするなら「アメコミのヒーローものがすぐに浮かんだ」と語った石田に、「編み込み?」とお得意の天然キャラを披露した。「女優以外に時間があればやってみたいものは何か?」との質問には、「ラジオのパーソナリティ」と答えると「ニュースさえ読まなければね」と石田の鋭いツッコミが。「話すことが好きなのですね」と司会者から言われると、「掃除とか、野草?」と平にしか理解できない珍解答に石田をはじめ、会場はただ笑うしかなかった。
受賞者には「これから大変になりますので目を疲れさせないようにアイマスクとか使って下さい」と平流のアドバイスを送り、最後の締めは友達が少ないことに対し「これ以上はいいかな? 浅く深くの友達を大切にしていきたい」と天然キャラなのか、ボキャブラリーが乏しいのか、平愛梨は今日も絶好調であった。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)