今年の「ゆるキャラグランプリ」にてゆるキャラアンバサダーを務める“くまモン”が、日本の“野獣”代表として映画イベントに登壇した。フランスから来日した美人女優にお願い事をしたくまモン。お願い事を聞いてもらうだけでなく、ビッグプレゼントにも大興奮のくまモン、一体どうなった?
4日、東京・ホテルオークラにて映画『美女と野獣』来日記者会見が行われ、2013年のカンヌ国際映画祭にて史上初の主演女優へのパルム・ドールに輝いたレア・セドゥと、コナミの大ヒットゲーム「サイレントヒル」を映画化したクリストフ・ガンズ監督が登壇した。
日本が大好きな2人。特にクリストフ監督の日本通には我々日本人をも唸らせる。今回の作品にも日本のエッセンスが多数織り込まれているという。巨人が出てくるシーンでは、1960年代に公開された日本の大映映画『大魔神』を取り入れ、宮崎駿監督の人と自然の関わり方も大好きなので反映させたことを明かした。また、今回の来日で一番楽しみにしているのは「巨匠・松本零士と土曜日に会うこと」だという。松本の作品を映画化すべく話をするというから今後が楽しみである。
一方でレアは、今回のベルを演じることについて「(美女と野獣は)小さい頃から観て好きだったので子供の頃の夢が叶うと思った」と語り、「これまでのベルとは違うベルを演じたい」といった気持ちで演技に臨んだことを明かした。
そんな2人にフランス通(?)のくまモンがお祝いに駆けつけ、レアには花束、監督には果物をプレゼントした。ふなっしーほどではないが、オーバーリアクションの初めて見るくまモンに引き気味の2人。距離を置いてくまモンの姿を眺めていた。くまモンから「一緒にダンスを」とお願いされたレアは、笑顔でくまモンの手をとりダンスを披露。くまモンの意外にも上手いステップにレアも「上手」と褒めた。またレアからキスのプレゼントをされたくまモンは、飛び上がり、嬉しさのあまり興奮してステージから降りて舞い上がる場面もあった。映画の通り「男は顔でない」というレアはくまモンに「ここにいる誰よりもかっこいい」と太鼓判を捺し、証拠として“認定 かっこいい野獣”のたすきをかけた。くまモンにとって今日は最高の日となったに違いない。
醜い野獣と、身も心も美しい娘ベルが織り成すファンタジーの傑作『美女と野獣』が待望の実写映画化として実現する。囚われの身となったベルは、恐ろしい野獣の美しい瞳に惹かれていく。彼が野獣になった本当の理由―野獣が犯した罪とは? いま、真実の愛が、隠された秘密を解き明かしていく―。
映画『美女と野獣』は11月1日(土)TOHO シネマズ スカラ座他全国ロードショー。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)