赤ちゃんが自分の手で哺乳瓶を持ち、ミルクを飲めるようになるのは生後いったい何か月が過ぎたころからであろうか。実は皆さんが思っておられるより、ずっと早くから赤ちゃんにはそんな能力が備わっていたのかもしれない。イギリスから興味深い話題が飛び込んできた。
日本では20年経たなければ「成人」と呼ばれないなど、哺乳動物の中でも最も成長のペースが遅い“ヒト”という生き物。なんと悠長な話であろう。その心身には、もっと速いペースで成長するだけの能力が秘められているかもしれないのだ。イギリスのある赤ちゃんは生後3日にして自らの手で哺乳瓶を持ちたがり、本当に小さなその手で一生懸命ミルクを飲んでいるとして話題を呼んでいる。
この女性は英エセックス州チャドウェル・ヒース在住のオンニー・チエドジーさん(20)。赤ちゃんは今月3日に体重2,807gで誕生したアマラちゃんという女の子で、この写真は生後2週目の時の様子だという。「この子は生後たった3日にして哺乳瓶に両手を添えるようになり、その後はこの通り自分で瓶を持ちたがります。またお腹がいっぱいになると、その瓶を脇にポイと放ります。ドクターや看護師さんたちもただ驚いていますよ」とオンニーさんは話す。
ラクをしたくて母親がそう覚えさせたのだろう、あるいは赤ちゃんらしさという点で何か違和感があるといった意見が多いようだが、お腹を満たしたいという生き物の本能そのもので逞しい、本来こうした力はどの赤ちゃんにも備わっているのかもしれないという意見も。とにかくほとんどの母親を「こんな赤ちゃんは見たことない!」と驚かせているアマラちゃんのこの姿。離乳食の時期が来たら、自らスプーンを握りしめてせっせと食べ物を口に運ぶ、そんな写真を是非とも公開していただきたいものである。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)