米アリゾナ州のある動物園で、父親がヤギ、母親が羊というめずらしい赤ちゃんが誕生し、SheepとGoatを合わせて“Geep”などと呼ばれ、話題になっている。片時も赤ちゃんのそばを離れないこの羊(写真・右)が母親だ。
米アリゾナ州スコッツデールの「My Petting Zoo(ふれあい動物園)」で7月下旬、羊とヤギのミックスである1頭の赤ちゃんが生まれた。母親は羊で父親は小型のヤギであるピグミーゴート。両親から受け継いだそれぞれの遺伝子が顔、脚、毛の質にほどよく分配され、父親譲りに間違いない背中に現れた蝶のような黒い斑点ゆえ、“バタフライ”と名づけられた。もっともこのバタフライ、自然の営みに任せているうちにこういう姿で誕生したとのこと。羊とヤギを交配させると面白い動物が誕生するのでは、といった人間のエゴで作為的な交配が行われたわけではないそうだ。
この写真は7月31日に、プリシラ・モトーラさんという女性が息子たちを連れて同動物園に遊びに行き、誕生したばかりのバタフライとの触れ合いを楽しむ様子をfacebook.com/MyPettingZooLLCに投稿した中の1枚である。これがきっかけとなり、バタフライの可愛い姿が地元でも大きな話題となった。ただし炎天下となる8月から残念ながら園はしばらくの休園となり、バタフライに再び会えるのは秋以降である。どんな風に成長しているものか、人々の期待が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)