バラエティ番組で能年玲奈とマツコ・デラックスが初めて共演した。いつも通り緊張した面持ちでスタジオに登場した能年に対し、マツコは不敵な笑みを浮かべつつ“ある質問”をぶつけたのだ。
8月18日深夜に放送された『月曜から夜ふかし』にて、能年玲奈とマツコ・デラックスが初対面を果たした。ゲストとしてスタジオに登場した能年に対し、マツコはニヤリと笑って「どうですか? この巨大生物」と自身の印象を尋ねる。
能年が「すごい素敵なドレスで…」とコメントをすると、関ジャニ∞の村上信五はすかさず「能年ちゃん、ドレスの向こう側を見てあげて」とマツコ自身の印象を言うよう優しく促す。そして能年が改めて「すごくオーラが感じられて、半端な気持ちでお邪魔しちゃいけないなと気が引き締まりました」と語ると、マツコは顔をうつむけて小さく笑った。
その後のフリートークでは、村上とマツコは能年の話のペースに合わせながらも、自分たちの持ち味も十分に発揮させながら番組を進行させていく。お酒は飲むかとの質問に能年は「苦手で飲めないんですけど」と含みを持たせたかと思うと、即座に「飲めないです」と続けて答え、急な方向転換を見せる。
これを村上が「(話が)フォークばりに落ちる」と表現すれば、マツコも「(フォークボールが得意だった)野茂(英雄)かと思った」と合いの手を入れて笑いを誘ったが、このフォローによって能年の緊張を和らげることにも成功していた。
また、番組の中では答えに悩み黙っている能年の姿が約25秒間カメラでアップされるという“あわや放送事故か”という場面もあった。ここでもマツコは「新しいテレビだね。玲奈ちゃんが3言いう間に、私たち(は)3200文字くらい喋ってる」との見事な切り返しで、助け船を出した。
このように終始なごやかな雰囲気で進んだ“能年とマツコの初共演”は、能年の「名残惜しいですが、お開きで」という言葉で幕を閉じた。能年のおっとりしたペースを大切にしながら、番組としてのテンポも出していくという難しいかじ取りを任された村上とマツコだったが、2人の息の合ったコンビネーションと能年の魅力とがかみ合い、非常に見応えのある内容となっていた。
(TechinsightJapan編集部 TORA)