EU発!Breaking News

writer : shiina

【EU発!Breaking News】マリファナ入りケーキを食べたパーティ参加者、次々と体調不良に。(伊)

ヨーロッパではパーティや集まりなどで参加者が料理や飲み物を持ち寄ることが一般的である。自分でケーキを焼き、他の参加者に振る舞うという人も多い。だが近年、マリファナをそうしたケーキに混入させるケースが多発している。今月15日にトリノ近郊で行われたパーティでも、マリファナ入りケーキを食べた参加者たちが体調不良を訴え、うち2人が病院に搬送されるという事件が発生した。

事件が起こったのは、イタリアのトリノ近郊ルゼルナ・サン・ジョヴァンニの個人宅で行われていた、8月15日の『聖母被昇天の日』を祝うパーティでのことであった。伊紙『La Repubblica』によると、ある参加者が提供した手作りのケーキを食べたゲストたちから体調不良の訴えが続出し、夕方までに2人が食中毒の疑いで病院に搬送された。

だが原因は食中毒ではなく、このケーキの中に混入されていた約8グラムのマリファナであることが検査によって判明し、病院側から警察に通報された。これにより、このケーキを作り持ち寄った45歳の男と35歳の女を告訴。またパーティを主催した65歳と30歳の男2人も、ケーキがマリファナ入りであることを知っていながら持ち寄りを認めたとして告訴されている。

マリファナをケーキあるいは焼き菓子に混入させ、それを食べた人が病院に搬送されるという事件はヨーロッパでは近年多発している。今年だけでもすでにスペインで2件、また昨年にはフランスで、一昨年にはドイツで同様の事件が報じられていた

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(TechinsightJapan編集部 椎名智深)