米フロリダ州のゴミ埋め立て処分場に、このたび普通のゴミと一緒に運びこまれたある遺体。それは腐敗を通り越してミイラ化した男性のものであった。捨てた人は「まさか遺体だとは思わなかった」と身震いしている。なぜなら…!?
米フロリダ州ヘルナンド郡タンパベイでこのほど、不動産業者からの委託である空き家に入ったイスラエル・ロペスさん、アダム・ハインズさん。ハウスクリーニング業者の従業員であるこの男性2人が、ひょんなことから警察の事情聴取を受けたことを『タンパ・トリビューン』紙が伝えている。
彼らはその家に残されている物を処分し、水回りや窓、床などを清掃し、ガレージにぶら下がっている“マネキン人形”も取り外し、ゴミとして処分した。だがその後、郡のゴミ埋め立て処分場からヘルナンド郡保安当局に「ミイラ化した人の遺体が混入している」との通報が入り、遺体は不動産業者が連絡が取れずにいたその家の住民、ジェレミー・ウィツォスさん(33)のものと断定され、ゴミとして捨てたロペスさんとハインズさんへの取り調べが行われたのだ。
「ハロウィンのイタズラに使用されたものだと思ったから、何の違和感もなかった」と釈明した2人。ハロウィンほか各種パーティの演出用に通販で何でも手に入るようになったこの時代、本物か偽物かを問わず白骨やミイラを見てもさほど動揺しなくなっていたというのだ。見つかった遺書から、ジェレミーさんは一緒に暮らしていたガールフレンドが子供を連れて家を出たことに落胆して自殺を図ったと告げられると、さすがに彼らも青ざめたという。
昨年のハロウィンでは、やってきた4人の小学生の女の子に「トリート」として血だらけの手でヤギの心臓と腸を差し出し、ナイフを手に追いかけた女性が「やり過ぎにもほどがある」として厳重注意を受けている。また血みどろのマネキンが道路脇に寝かせられるなど、パトカーや救急車が出動する騒ぎがあちこちで報じられた。ハロウィンでのイタズラがますます過激になっている理由として、SNSへの写真や動画の投稿が盛んになりすぎていることを指摘する人は多い。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)