「ペットは大切な家族、その子に与えられる毎日の食事なのよ。自分の舌と体でその美味しさや安全性を確かめてから販売するのは当然だわ」。そう語り、ペットフードを喜んで食べているペットショップのオーナーが米ワシントン州にいた。
米ワシントン州リッチランドにある総合ペットショップ『Paw’s Natural Pet Emporium』。その店主であるドロシー・ハンターさんの様子を地元メディアが追い続け、話題になっている。ドロシーさんは先月19日から、犬・猫向けのツナ缶やフリーズドライのチキン、おやつなどペットフードだけを食べて生きているのだ。
「販売する以上、私が自分の舌でその美味しさを証明してみなければ」と語るドロシーさん。本人は大変な愛犬家で、その食生活にも気を遣っている。原材料や産地にもこだわり、保存料や着色料、酸化防止剤など添加物はもってのほか。ドロシーさんはわざわざイタリアから取り寄せているペットフードを特に素晴らしいと褒める。そんな彼女にとっての“最初の一口”は、ひょんなことがきっかけであった。
「仕事中のある時、すごく空腹だった私はついカウンターに並んでいるペット用のおやつに手を伸ばしてしまったの。一口食べてみてビックリ。人間が食べているものより美味しいわけ。商品を販売する以上、私にも本当に良いものを売る責任がある。1か月、ペットフードだけを食べてその優れた栄養価を証明してみせるわ。ツナやチキンの缶詰にフリーズドライのグリーンピースやニンジン、どれも本当に美味しいと感じられるようになったのよ。」
そんなドロシーさんは、このチャレンジでちょっとした収穫があったことを語る。それはまさにペットフードダイエット。塩分を摂りすぎないことが奏功したのか、夜になっても足がむくまなくなった上に1kgちょっと痩せたそうだ。この動画からもペットフードを頬張る彼女の表情がとてもいきいきとしていることが確認できる。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)