7月10日に兄の菅原孝(69)が脳出血で緊急入院した兄弟デュオ「ビリー・バンバン」弟の進(66)が、母親(94)と兄の“老老介護”の実態を語った。兄弟で一人暮らしをする母親の介護を担っていたが、実家近くに住んでいた兄はどんなに仕事で帰りが遅くても、母親の様子を見に顔を出す毎日だったという。
7月17日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)によると10日午前7時頃、母親の介護のため実家を訪れた兄の孝はトイレで脳出血のため倒れ、緊急搬送され入院した。番組のインタビューを受けた弟の進は、「兄は入院しながら母親の心配をしている」と語る。
ビリー・バンバンの2人は実家で一人暮らしをする母親を、5年前から介護していた。きっかけは母親が大腿骨のケガで入院したとき退院後、施設への入居を勧めるも「絶対に行きたくない」と母親が拒否、兄弟が介護することが必然的になったという。
兄は都内にいるときは毎日実家に顔を出し、週の半分は実家に泊まっていた。母親の介護を始めるまでは食事を作ったことがなかった兄が、電子レンジで温めるだけの料理から始まり、今では普通の家庭料理まで作れるようになったらしい。当初は兄の作った料理に「こんなの食べないよ」と文句を言っていた母親も、今では食べるようになったという。弟の話を聞いていると第三者の手をなるべく借りずに兄が中心となり、仕事をしながら兄弟で介護を続けていたのだと想像できる。
番組によると介護をする人、介護をされる人が共に65歳以上というのが現在、5割を超えているそうだ。木曜コメンテーターの神田うのは「今の65歳は若い」「家族の方が協力していけば良い」と述べていたが、ツイッター上では“発言が軽すぎ”と批判されている。
(TechinsightJapan編集部 みやび)