エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】三原じゅん子議員、父の日のブログが切ない。施設に入所した父親に会えない理由。

政治家で元女優の三原じゅん子氏はブログに、父の日に会えなかった実の父に対する切ない思いを綴っている。認知症を患っていた彼女の父親は2週間ほど前、施設に入所したばかりだという。

6月3日のブログ『夢前案内人』で、“昨日、小規模多機能型の施設にお願いしました”と83歳の父親を入所させたことを明かした三原じゅん子議員。ブログによると20年前に脳梗塞で倒れた彼女の父親が、認知症を発症したのが1年ほど前。脳梗塞に倒れた父親を長年介護していたのは三原議員の母親だったが、認知症が加わってからは“母の負担は心身とも大変なものだった”と綴られている。文面から三原議員の母親は自分の身が危険な状態になっても、自宅での夫の介護を希望していたらしい。その母親を説得したのは三原議員だっただろうが父親の心情を思えば、娘として苦渋の選択だっただろう。ただ心身ともボロボロになっていた母親を救うには、彼女の決断は間違いではなかったのではないだろうか。「もう十分頑張ったよ、おふくろさん」と、この日のブログは締められている。

そして父の日の15日、ブログで施設に入所したばかりの父親に会いに行かなかったことが綴られている。“施設に慣れることが1番だから”と理由を述べているが、無理に自分を納得させようとしているようにも思える。「今年は寂しい父の日でした」という三原議員の気持ちには、ブログ読者も胸が熱くなったことだろう。

これから三原議員には認知症を患う父親を持つ娘として、そして政治家として認知症患者の家族介護の問題にかかわって欲しいと願う。介護問題が机上の空論とならないためには、体験者の声が何より重要になるからだ。

※ 画像は三原じゅん子オフィシャルブログ「夢前案内人」のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)