産科の看護師が、そこで誕生した新生児に対して信じられない行為を働いた。ギャンギャンうるさいとの理由で、赤ちゃんの口にテープをべったりと貼り、泣き声を封じたのである。
赤ちゃんは泣くのが唯一の運動。体調を知るためには泣き声の観察も大切な日課である。ところが看護師がその口を封じてしまったら…!? このほどフィリピン・セブ島の私立病院で、生まれたばかりの赤ちゃんに信じられないことが行われていたとして、「産科育児室の実態とはこんなものなのか」と波紋を広げている。
今月3日、セブ市の「Cebu Puericulture Center and Maternity House Inc」にて、ライアン・ノーヴァルさん、ジャスミン・バドドクさんカップルに男の赤ちゃんが誕生し、Yohannes君と名付けられた。だがほどなくしてライアンさんは、育児室に寝ている我が子の口に透明な太いセロテープが真一文字に貼られていることを知る。看護師に理由を尋ねたところ、「泣き声があまりにもうるさいから」とのこと。メディアの取材にライアンさんはこのように痛烈に批判している。
「剥がすよう何度もジャスミンは看護師にお願いしたのですが、そのたびに“ご自分でどうぞ”と言われたそうです。結局はその看護師が剥がしたのですが、新生児は皮膚も弱くかわいそうなことをしました。育児室で何が起きていようとも、赤ちゃんは言葉に出来ません。まるで我が子が強姦でもされたかのような気分です。」
しかもYohannes君は、出生とともに感染症が懸念されていたため、泣き声の調子は体調の観察には欠かせない要素であった。医療現場ではありえない危険で屈辱的な行為だとして両親はFacebookで写真を公開。該当の看護師に対する苦情申し立てを行なったため、現在その病院が事実確認中だ。
※ 画像はmb.com.phのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)