エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「佐村河内守氏の名前は入れたくない」。ゴーストライターだった新垣氏の執念。

「現代のベートーベン」と称された佐村河内守氏が、ゴーストライターによる作曲騒動で謝罪会見を開いたのは2か月前。その席で“(ゴーストライターだった新垣隆氏を)名誉毀損で訴えます!”と息巻いていたが、会見後に佐村河内氏の代理人に強力弁護士が就任すると態度が一変。「“共作”という形にして欲しい」と新垣氏に話し合いを求め、どうやら進展があったようだ。

そもそも新垣隆氏は自身の会見で、「著作権に関しては、私は放棄したいと思います」とキッパリと述べていたはずだ。佐村河内守氏の代理人に説得されて、心変わりしたのだろうか。

5月7日の『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、一部スポーツ紙で報道された“佐村河内氏の主張を受け入れる”の真意を答えてもらった。

同番組では新垣氏の取材を続けているノンフィクションライターの神山典士氏を通じて、佐村河内氏との共作問題について新垣氏に質問した。まず共作を認めるのは「映画・ゲームなどの音楽」のみ。交響曲第1番 HIROSHIMAを含む「クラシック」は、絶対に共作と認めないという。「クラシック」は自分にとって大切なものであり、“佐村河内氏の名前は入れたくない”との強い思いからきているようだ。そして今も新垣氏は、“お金は要らない”と主張している。『ノンストップ!』の法律アドバイザー・福井健策弁護士によると、著作者であってもお金は放棄できるとのことだ。

ただ福井弁護士の予想では、まだまだ「共同著作」の問題は決着まで時間がかかるという。佐村河内氏側は、新垣氏が拒否しているクラシックの楽曲でも共作だと認めて欲しいのか。お金より大事なものを守ろうとしている新垣氏を、佐村河内氏の代理人はどうやって説得するのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)