今年、2014年の5月2日で忌野清志郎さんがあの世に旅立って5年が経つ。数日前には彼と交流の深かった矢野顕子がポエム係長こと村田活彦さんのつぶやきをリツイートして清志郎さんを偲んだ。ツイッターでは他にも清志郎さんについてのつぶやきが増えており、彼の楽曲名も多数挙がっている。5月2日の命日にはどのような歌が聴かれるのだろうか。
忌野清志郎さんについて“未発表書き下ろし新刊!「ネズミに捧ぐ詩」”や“26年前録音の「幻のテープ」発見”、“GWに青山で行われる「自転車博覧会」で忌野清志郎さんら著名人の愛車16台を展示” など今も話題は尽きない。今年も5月2日に「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 渋谷公会堂 Love&Peace 2014年5月2日~アンプラグド~」が開催される。渋谷公会堂に行ける者はアーティストと清志郎さんを追悼できるが、多くは音源や動画で彼の楽曲を聴きながら偲ぶことだろう。
ツイッターでは「清志郎さんの歌の数々、独特の声とファッション…忘れられません」、「忌野清志郎さんが言ってましたが、人生何が起こるかわからないものです。そして、それが面白い」など彼の思い出とともに、楽曲に触れるつぶやきも多い。
『雨あがりの夜空に』や『トランジスタ・ラジオ』といったRCサクセション時代のスタンダードともいえる曲名は目にしないが、アルバム『COVERS』に収録され、コメディドラマ『やっぱり猫が好き』のエンディングテーマだった『サン・トワ・マミー』や反原発ソングとして知られる『サマータイム・ブルース』が見受けられる。
懐かしいところでは、初期のRCサクセション時代の『ぼくの好きな先生』や井上陽水との共作『帰れない二人』(作詞・作曲:井上陽水・忌野清志郎)も挙がっている。
また、「いけないルージュマジックはどうしても教授と忌野清志郎のチューを思い出してしまう」というつぶやきのように、1982年に坂本龍一とのコラボでヒットしたシングル『い・け・な・いルージュマジック』の曲名はかなり目に入った。
CMソングからヒットした『パパの歌』も出ているが、なかでも多数見受けられるのがTHE TIMERSの『デイ・ドリーム・ビリーバー~DAY DREAM BELIEVER~』と2004年に出したシングル曲『JUMP』だった。『JUMP』は厳しい現代社会を生き抜くパワーがもらえるものだけに支持されているのだろう。『デイ・ドリーム・ビリーバー』も魅力的な楽曲だがCMやコンビニでよく耳にすることも関係していそうだ。
「これから忌野清志郎漬けである。 RCサクセションのCD借りて帰ろう」ともつぶやかれており、“忌野清志郎”といえばやはり日本のロックを築いたバンド時代を忘れるわけにはいかない。
清志郎さんがソロで2006年に出したスタジオ・アルバム『夢助』に収録されている『激しい雨』(作詞・作曲-忌野清志郎、仲井戸麗市)は、RCサクセションへの熱い想いを歌いこんだものだ。もし生きていたら…と考えてしまうと辛いが、彼の意志を知るにはおすすめの1曲である。
※画像はYouTubeのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)