米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】「アルカイダ」風の名前が原因!? フランス人女性、米入国拒否される。

春の休暇を家族とともにニューヨークで過ごそうとしたフランス人の女性が、米国から入国許可が下りずに無念の帰国という話題が飛び込んできた。彼女は自分の名前の響きに原因があると考えているが、大使館職員ですらはっきりとした理由を語ろうとしないため、激怒している。

夫と2人の子供とともにこのほどスイス航空を利用し、ジュネーブ経由でニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に向かおうとした33歳のフランス人女性。しかしジュネーブに到着すると、空港管理局の職員から「あなたについてアメリカ合衆国が入国を拒否しています」という意外な事実を知らされたことを、このほど仏メディア『Dauphine Libere』に告白した。

その女性の名はAida Alicさん。ユーゴスラビア系の名で発音はアイダ・アリッチだそうだ。パスポートでは苗字が先に記されているため、これが逆になってAlic Aidaさんに。入国を拒否された理由は、国際テロ組織「アルカイダ(Al Qaeda)」を思わせるその名にあったのではないかと本人は推測している。結局アイダさんと家族のニューヨーク旅行は叶わず、復路のチケットが“変更・返金不可”のタイプであったことから、新たに3,800ドルを支払って再びフランスのシャンベリの自宅に戻るハメになってしまった。

アイダさんは、「紛らわしいという程度で危険人物扱いされるのは、あまりにも差別的です」と激怒している。拒否された理由の詳細を在仏米国大使館に問い合わせても、職員はノーコメントを貫くばかりだそうだ。米国が入国を拒否しているとされる氏名については、人種あるいは宗教上のプロファイリングにより、2012年の時点で21,000を超えているという情報がある。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)