ちょっと目を離した隙に勝手に自宅から飛び出し、どこかへ消えてしまった幼い息子に母親は大慌てとなり、警察に捜索願を出した。しかしその子はまさかの場所から発見される。3歳児なら誰もが憧れるであろう、ある空間で夢中になって遊んでいたのであった。
米ネブラスカ州リンカーンで14日午後、ケイル・アイルランド君という3歳の男の子が自宅から姿を消し、母親のアシュレイさんは激しい不安とともに地元警察に捜索願を出した。それから間もなく、警察に「幼い男の子がひとりで遊びに来ている」との連絡を入れたのは、近所にある総合レジャーセンターの「Madsen’s Bowling and Billiards」であった。
NBC系地元メディアの『WOWT』が報じているところによれば、ケイル君が発見されたのは施設のボウリング場にあるゲームコーナー。おまけにこの子はクレーンゲーム機の内側にいたのである(写真はWOWTが公開)。そこはケイル君にとって、パネル越しに眺めるしかなかった決して手の届かぬ憧れの空間。山になっている景品のマスコットにまみれて大満足のこの子は、他の客が騒ぎ始めても何ら気にせず夢中になって遊んでいたという。
ゲームコーナーのスタッフは「どう考えても景品が落ちてくるシューターから潜り込んだとしか思えない」と話しており、景品補充の管理をしている業者が呼ばれてケースを開け、そこでケイル君はゲーム機の外に出た。不正行為とはいえ3歳の男の子が夢中でやったこととあって、おとがめはナシ。スタッフはこの子が気に入ったクマのぬいぐるみを1つ持たせてあげたそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)