米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】テトリス生誕30周年記念。フィラデルフィアの29階建てビルに「世界最大のテトリス」が!

落ち物パズルゲームで不動の人気を誇る“テトリス”が誕生してから、今年でなんと30年にもなるそうだ。それを記念して米フィラデルフィアでは、ある商業ビルが一晩だけまるごとテトリスに変身というイベントが行われた。

5日夜、米ペンシルベニア州フィラデルフィアのダウンタウンにある29階建ての「Cira Centre」ビルが、他の商業ビルとは一線を画した美しい光を放った。全米の一大商業都市であるフィラデルフィアでは、今月4日から12日まであらゆる企業が自慢の最新テクノロジーを披露する「Philly Tech Week」が開催されているが、そこにPR効果も高い「テトリス生誕30周年記念祝賀イベント」をマッチさせたのである。

様々な色、形がブロック型となって徐々に落ちてくるその光は、夜景の中でもひときわ美しいまさに“テトリス”。ゲームデザイナーであり、地元ドレクセル大学でデジタルメディア学を教えているフランク・リー助教授の監修のもと、ビル正面のすべての窓ガラスに何百個というLEDライトが埋め込まれ、色のついたブロックの左右回転、落下はすべて対面にいる参加者がジョイスティックでコントールした。

ビルの窓ガラスをテトリスに見立てる試みは他国で過去にもあったが、このスケールは世界一。ゲームボーイ全盛期にテトリスにハマッていたという人々は口々に「懐かしい」を連発する。仕様も内容も変貌めまぐるしく、新ゲームが日々誕生しているデジタルゲームの世界。ここでは、一つのゲームが1年以上その人気を保つことが非常に難しくなっている。ビルの前に集まった数百人のファンは、一晩限りの“世界一ビッグでハイテクなテトリス”を感慨深い表情で見守り続けたもようだ。

※ 画像はdrexel.eduのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)