このほどルーマニアで、女優アンジェリーナ・ジョリーにそっくりだと言われてきた女が、タクシーの運転手をメッタ刺しにして瀕死の重傷を負わせた。女が常に意識していたのはアンジー主演のアクション映画『トゥームレイダー』。サングラスをはじめとしたアンジーなりきりの風貌は常に注目の的であったが、どうやらナイフも必携品であったようだ。
アンジェリーナ・ジョリーと言えば、ナイフが大好きだと公言していた過去を持つハリウッド女優。ナイフを手に数々の映画で扇情的なポーズをとってきた。最近ルーマニア東部のトゥルチャで、「アンジーにそっくり!」と言われ続けてきた31歳のLuminita Perijocというセクシーモデル(画像はpresaonline.comのスクリーンショット)が何の罪もない男性をナイフで6回も刺し、このほど5年の懲役刑を言い渡された。Perijocの友人らは、口々に「いかにも彼女らしい」と苦笑している。
その犯行に至るまでの様子についても、映画の中でアンジーが演じる女性の印象とどことなくダブってしまう。PerijocはNicolae Stanさんという35歳のタクシー運転手の男性を気に入り、大きな袋があるから搬出を手伝ってと依頼。アパートの部屋まで来るように言うと、Stanさんを猛烈にベッドに誘った。ところが彼はそれを断固拒否。法廷ではその時の気持ちを、「人々は僕がこの美女をレイプしたと考えるに違いない。だからとにかく逃げ出したかった」と述べている。だがPerijocはそれを許さなかった。刃渡り約10cmのナイフを取り出すとStanさんに突き付け、「服を脱ぎなさい。早くベッドに入って!」と性的行為を強要。Stanさんは「彼女のような美女にベッドに誘われて、“ノー”と言う男なんていやしない。拒絶したのは僕が初めてだったんじゃないでしょうか。プライドをひどく傷つけられて激怒したようです」とも語る。
Stanさんは無我夢中で性交を行ったが、求められること3回。ついに要求に応じることが出来なくなり、「カンベンして欲しい」と申し出たところナイフで6か所も刺されてしまったそうだ。Stanさんは出血と激痛に耐えながらその家を飛び出して自ら警察に通報。Perijocは逮捕されると「被害者は私。レイプされそうになったの」と正当防衛であったことを主張したため、Stanさんは法廷でこそ無実を晴らすことができたが、しばらくの間はレイプ犯罪者の汚名を着せられていた。アンジーそっくりの美女との性行為を羨む声もあがっているが、Stanさんは「いくらミス・ルーマニアの美女が相手だとしても、喉元にナイフを突き付けられ、せき立てられてウマくやれる男なんているわけがない」と反論している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)