アジア発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】生後9か月の男児に殺人共犯容疑で出廷命令。「余罪も多々」と疑われる。(パキスタン)

パキスタンでこのほどたった生後9か月という男の赤ちゃんに対し、殺人に加担した容疑がかけられてしまった。「この国には人権以前に常識というものがあるのか」と、世界中の人権擁護団体が呆れ返っている。一体この子は何をしたというのであろうか。

気難しそうな表情をみせる大人たちの目の前に広げられているのは、何やら難しい文言が並んでいる何枚もの書類。これは3日、『WorldNews.tv』が“BIZARRE! 9-month-old booked for murder in Pakistan appears in court”というタイトルでYouTubeに投稿した動画のスクリーンショットである。祖父のヒザの上でミルクの入った哺乳瓶をくわえているこの赤ちゃんは、生後9か月のムハンマド・モーサ・カーン(Muhammad Mosa Khan)君。この子がある殺人事件の共犯者として起訴されてしまったのだ。

3日、パキスタン・パンジャーブ州の裁判所に出廷するよう命じられたムハンマド君。しばらくは大人しくしていたが、書類に「拇印」を押すよう求められ、大人たちがムハンマド君の小さく柔らかい指を書類にギュッと押し当てると、さすがに泣き出してしまった。パキスタンの英紙『The Nation』はさらに仰天するような話を伝えている。まだ歩行も会話も出来ない月齢でありながら、ムハンマド君にはなんと「余罪」まで疑われていたのだ。ラホール東部のある町で起きたガス撒き強盗事件、警察官に向かって投石した事件、国政に口出しをする反乱分子。このような言葉を並べられて、ただ呆れるばかりだったという。

「4月12日までは保釈」と決定したが、いったん振り上げた腕を警察は意地でも下ろさない可能性がある。とはいえ彼らがはなはだしい見当違いを起こしていることは間違いなく、これにはパンジャーブ州知事の補佐にあたる主席大臣が介入を決定。なぜこのような事態が起きたのか詳しい調査を進めるもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)