日本の“お昼の顔”として親しまれた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が、今年3月末日に32年間の歴史に幕を下ろした。放送終了後には、昼に見る楽しみが無くなってしまった視聴者の喪失感を表す造語“タモロス”(タモリロス症候群)なる言葉まで誕生した。今ではTwitterなどでも普通に目にする“タモロス”という言葉だが、最初に使ったのは意外にも爆笑問題・田中裕二だったのだ。
29日深夜放送の『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、今年の流行語について触れた爆笑問題。“STAP細胞”“アナ雪”など予想する中、“タモロス”を話題に取り上げた。
田中裕二は、1月に行われた『いいとも』終了に伴う合同取材の際に、自分が最初に“タモロス”という言葉を発したと主張した。当時、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』を見ていた視聴者の喪失感を表す“あまロス”という言葉がすでにあり、その派生形として、使ったという。現在、“タモロス”という言葉が常用されていることについて「競馬が当たった感じ」と“生みの親”としての満足感を口にした。一方でここ数年流行語を生みだそうと画策してきた太田光は、「お前はタマロス」「(自分が生みの親だということを)二度と言うな」と告げて面白くないといった様子だった。
実際に流行語大賞に選ばれると、その言葉に関連した人が授賞式に呼ばれる。“タモロス”が受賞した場合には、タモリと田中のどちらかが登壇することになるのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)