ミリオンセラーとなった『陰日向に咲く』の作者であり、俳優として演技力についても高く評価されているお笑い芸人の劇団ひとりが、このたび映画監督として初めてメガホンをとった。同じくお笑い芸人の爆笑問題・太田光がひとりの初監督作品『青天の霹靂』(5月24日より全国公開)を鑑賞。その感想を興奮気味に明かした。
22日放送の『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、爆笑問題・太田光は、ゲスト出演した劇団ひとりの初監督作品『青天の霹靂』について語った。
太田は、この映画を同じ芸人としての嫉妬心からか、「最初はアラ探しをしながら鑑賞した」という。しかし、内容は素晴らしいと絶賛する。太田は「見終わったあと世界を抱きしめたくなった」とその温かな世界観を褒めた。また芸能界きっての読書家である太田は、劇団ひとり著作の原作については「クソ」と酷評したが、映画にして良かったとその評価が変わったことも明かした。さらに、役者として出演している劇団ひとりも演技が素晴らしく、“日本映画史に残る作品”だと評価し「これが賞を取らなかったら、日本映画界はクソだ」とベタ褒めした。太田は「ひとりにこんな才能があったとは」と驚きを隠せない様子だった。
ちなみに、太田自身も映画監督デビューに向け、2010年には妻で所属事務所の社長でもある太田光代氏が映画制作会社を立ち上げている。しかしその後、映画について語られることはなく立ち消えになったのかとも心配されていたが、今回、「シナリオが8稿の段階でほぼ書き終わっている」と現状を報告。多忙な太田であるが、映画デビューに向け着実に前進していることを明かした。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)