SMAPの番組『SMAP×SMAP』で香取慎吾が扮するキャラクター・カニ蔵が本家の市川海老蔵からドッキリを仕掛けられた。カニ蔵が負けたら海老蔵の舞台『ABKAI 2014』を手伝うという約束で身体能力を必要とするゲームで五番勝負に臨む。だが、歌舞伎役者の驚異的なパワーを思い知らされることになった。

歌舞伎役者で俳優の市川海老蔵をパロディーにした市川カニ蔵に扮した香取慎吾が4月7日放送の『SMAP×SMAP』でドッキリにかかった。カニ蔵は本家・海老蔵がブログを頻繁に更新することをデフォルメしたキャラクターだ。

香取（カニ蔵）がセットのソファーに座ってスマホで「また、麻央ににらみきかされちゃう　カニ蔵」とブログを更新して「くくくっ」と笑っているところに、突然、市川海老蔵が現れたのだ。呆気にとられる香取を見て、本物の海老蔵は「俺、麻央にやられちゃうのかな～？」と笑っていた。

海老蔵は今回の用件を「6月にABKAIってやるんですけど、人手が足りないってことで。カニ蔵さんに『さすがっすね！』ってとこを見せてもらおう的な感じで来たみたいな」とカニ蔵キャラで告げると、「勝負しますか？」と挑戦状を叩きつけた。

歌舞伎役者に必要な身体能力を試す意味で、5つのゲームで“五番勝負”を行い、カニ蔵が負けたら『ABKAI 2014』を手伝うという約束だ。

海老蔵の『ABKAI　市川海老蔵オフィシャルブログ』で3月26日に「始まりました。五番勝負っす笑。あせかくぅー」とあるのはこの場面で実際に更新したものだ。そのブログ更新の速さにカニ蔵も舌を巻いた。

まずは、『バスケ・フリースロー対決』で始まったが、海老蔵が3本すべて入れたのに対してカニ蔵は3本ともミスしてしまう。『パンチングマシン対決』では3回叩いて、海老蔵が「450kg、450kg、460kgで合計1360kg」。カニ蔵は「440kg、440kg、440kgで合計1320kg」だった。

海老蔵の運動神経やパワーに驚くカニ蔵だが、『ロデオマシン』で彼の本当の凄さを目の当たりにする。ロデオマシンにどれだけ長く乗れるかを競うゲームで、まずは海老蔵が先に乗った。

見た目は楽に乗りこなしているのでカニ蔵も「全然、平気そうすね」と安心していたが、当の海老蔵は「すごいこいつ！　ヤバイヤバイ！　こいつやべえな！」と悲鳴をあげる。しばらくすると「疲れる。もういいよ、自分でやめたい、止めて！」と落ちる前に自ら馬を下りた。

海老蔵がロデオマシンに乗った時間は“1分02秒”だった。彼が「暑いこれ。けっこう大変」というのを聞いて、カニ蔵が逆転を目指してロデオマシンに乗った。「すっごいすべる！　って待ってー」と言いながら落馬してタイムは“8秒”。「ウソだー」と海老蔵も驚く。

一番驚いたのがカニ蔵から素に戻った香取慎吾だ。「海老蔵さん、ハンパじゃないよ！　みんなわかんないでしょう!?　ハンパじゃないよあの人!!」と目を見開いて訴えていた。

こうして、“五番勝負”は本家・海老蔵が3つ先取して圧勝。放送が終わった4月7日の夜10時58分に海老蔵のブログでは早速、「というわけで。カニ蔵さま、ABKAIくるぅー！　やったね。色々鍛えといてよかったっす笑」と喜びが書き込まれた。

『市川海老蔵　ABKAI 2014』はNHK大阪ホールで6月19日（木）・20日（金）、刈谷市総合文化センターで2014年6月24日（火） ・25日（水）の日程で行われる。カニ蔵がどのようにして手伝うかはまだ分からないが、きっとブログで知らされることだろう。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）