女優、モデルとして大活躍の栗山千明。クールなイメージを持つ栗山だが実はアニメやゲームが大好き。「CA(キャビンアテンダント)に変身してみたい」と変身願望が強いと明かした栗山はゲームの世界での変身も楽しんでいるという。普段とは違うゲームを語る栗山の素顔をインタビューで垣間見ることができた。
24日、恵比寿ガーデンプレイスにて『ぷよぷよ!!クエスト』CM完成披露会が開催され、ゲーム好きの栗山千明がゲストとして登壇した。新CMでの衣装で登場した栗山は、森から現れた妖精のようである。全身をグリーンでまとめ、頭には沢山の花をつけ森の木々を想像させる短いスカート、キラキラ光る素材の黄緑色の半袖のブラウスには小さな緑のボンボン、同色のソックスに緑のパンプスと「可愛いらしい」の一言につきる。
──お疲れのところありがとうございます。森の妖精みたいですね。
栗山:お恥ずかしい。いい歳こいてすみません。(笑)
──いつも髪の毛をおろされているイメージですが、今日はアップにされてお花も(頭につけて)可愛らしい感じですよね。
栗山:ありがとうございます。あの本当に“ぷよぷよクエスト”の世界観が可愛らしいので私もその世界の住人じゃないですけど、(住人)みたいな感覚になればいいなと思いながら一つ一つのキャラクターを演じました。
当日から放映される栗山出演の新CMが会場で披露された。ぷよぷよクエストのカラー5色で栗山が色々なキャラクターを演じている(例:赤はヤンキー女子。青は泣き虫女子)
──スクリーンを見ながら表情が色々変わったり(実際にゲームをしているように)手が動いたりしていましたね。(演じたキャラクターでは)赤がお好きだということですが。
栗山:あのー、好きって言うのは難しくて。他(の色の変身したキャラクター)も好きは好きなんですよ。ブルーのうー(って泣くキャラクター)も好きなんですよ。なんかありそうでなかったな、こういうの。役ではないですけれど。
──ヤンキ―のキャラクターはインパクトが強くパンチがきいてましたよね。
栗山:楽しかったです。映ってないところまで、その体勢(ヤンキーキャラ)を作るために椅子を持ってきてやってみたり。(笑)
──それはヤンキー座りみたいなのですか?
栗山:そうですね。(笑)
──CMで5色のキャラクターを演じられていましたが、そのつど衣装の着替えがあって大変ではなかったですか?
栗山:私が言うのも何ですが、皆さんチームワークよくて。イベントでも話しましたが、予定より凄く巻いた(早かった)んですよ。自然に皆さんがスタンバイをしてくれたのもあるのですが、凄くいいリズムでトントントントントンって出来たので楽しく気持ちよくできました。
──CMが流れている最中、栗山さんの手が動いていたので本当にゲームが好きなんだなって思いました。(ゲームの)連鎖が連続すると興奮するとおっしゃいましたが、攻略本を読んだりネットで攻略の情報を入手したりしていますか?
栗山:私、本当は自力でやりたいんですよ。でもたまにどうしても次行きたいしって言う時に諦めて(攻略本を)見ちゃったり、誰かに聞いちゃったりとか(する時もあります)。でも出来る限り自力でやりたいんです。
──自力でやった時の方がやっぱり喜びも大きいですよね。
栗山:そうなんです、まさしく!
──ひとりでゲームをしている時は(興奮して)わーっとか声が出たりしますか?
栗山:私、アニメとかでも喋っちゃうんですよ。突っ込んじゃう。(笑)ゲームも一緒で私だけの世界なんです、そこはもう。「何なの? え? だって、ここさー」とかみたいなことをひとりで言っちゃうタイプです。(笑)寡黙にはできないかな。やっぱりコマーシャルみたいに“うわーっ”みたいになったりとかします。
──ではCMでは普段の栗山さんを見せてもらえるってことですね。
栗山:役を通して(普段の素の自分が)出たかなって思います。
──栗山さんは、インドア派ということですが、幸せを感じるのはやはりゲームをしている時なのでしょうか?
栗山:そうですね。私ほかに明確に趣味とか特になく。なので、プライベートっていう枠の中で大きく占めているのがゲームだったりインドアなことだったりしますね。自分のホッとする場所みたいな感じなんです、ゲームをする空間が。スリル(も味わったり)だったりという部分もあるので多分、変身願望に近い感覚なのかもしれないですけど。ゲームの中の主人公と自分がリンクしている感覚になったりとか、もう一人の自分がそこにいるみたいな感じで現実逃避です。
──女優さんで変身するというのとはまた違うのですね。なるほど、よく分かりました。有難うございました。
栗山:有難うございました。
ゲームを語る栗山は子供のように目がキラキラと輝いていた。ドラマや映画とは全く違う素の栗山は、クールな一面はなく気さくで可愛らしい女の子である。女優という職業柄色々なキャラクターを演じているが変身願望を満たすのは大好きなゲームの世界のようだ。時間を忘れて自分の世界でゲームに没頭する栗山の姿を垣間見れたそんなインタビューであった。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)