米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】エルヴィス・プレスリー難病を抱えていた可能性。死後37年、毛髪から遺伝子解析。

テネシー州の自宅で1977年に突然死していた伝説のスター、エルヴィス・プレスリー。42歳の若い死の原因は、長いこと肥満由来の心臓発作と解釈されてきた。だが今、遺伝子解析という最新医療技術により、ここに「難病指定の心筋疾患だった可能性が高い」との新たな見解が加わった。

1977年8月16日、テネシー州メンフィスの自宅バスルームで心肺停止の状態で発見され、突然この世を去った“キング・オブ・ロックンロール”ことエルヴィス・プレスリー(享年42)。生前のエルヴィスはストレスからくる過食症に苦しみ、周囲が心配するほど処方薬に頼っていた。そのため死因についてはその後、「肥満、睡眠薬など処方薬の多用、不整脈に端を発した心臓発作」などと伝えられてきた。

ところが37年経った今、ヒトゲノム解析による遺伝子診断が進歩したことで、ここに新たな見解が加わったことを英Channel 4の『Dead Famous DNA』が伝えている。これは、亡くなった世界の非凡な人々の遺伝子解析に取り組むというサイエンス系人気番組で、エルヴィスの友人がある理髪店から入手して保存していた彼の毛髪を番組が買い取り、カンザスシティの「Children’s Mercy Hospitalヒトゲノム解析センター」に持ち込んだそうだ。

その遺伝子検査で分かったことは、エルヴィスが偏頭痛、緑内障、肥満を起こしやすい体質であり、「肥大型心筋症」を発症する可能性が高い、ある特定の遺伝子の変異が認められたということ。この病気は患者の多くに家族内の発症が認められることから、今では遺伝子疾患として発症前から管理される例も多いとのこと。発症の引き金となるのは免疫異常、ウイルス感染、飲酒、妊娠、薬物摂取など様々な理由があるという。番組は、エルヴィスの血を引く娘リサ・マリー・プレスリー(46)にその分析結果を送ったが、「いまだ返事はない」そうだ。

※ 画像はFacebook/elvisのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)