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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ハリポタ作者J・K・ローリングさんに同業者のやっかみ止まらず。「後進に道を譲れ!」

『ハリー・ポッター』シリーズを世に放ち、大変な財を築いたイギリス人作家のJ・K・ローリングさん。このほど米国のある女性作家が、インターネットメディアを通じてローリングさんに「もう執筆活動をやめるべきだ」と訴えかけ、ファンの間で波紋を広げている。

『ハリー・ポッター』シリーズは本も映画も世界中でメガヒット。年収約1億2500万ポンド(日本円で約212億円)とも言われ、作家ながら大富豪となっていたイギリスの女性児童文学作家J・K・ローリングさん。しかしどうしても同業者のやっかみを買ってしまうのであろう。新たな小説の執筆に意欲を燃やすローリングさんに対し、このほど推理小説を得意としている米女性作家リン・シェパードさんが、インターネット紙『Huffington Post』に“If JK Rowling Cares About Writing, She Should Stop Doing It”というタイトルで手記を寄せ、いい加減にペンを置くべきだと斬りつけた。

「出版業界の現状と未来についてきちんと考えているのであれば、あなたはもう執筆活動をやめるべきです。子供たちに読ませたいような本を、個人的に楽しみながら書く分には誰も文句は言いません。でも大人向け小説の市場にまであなたがしゃしゃり出てくることは我慢なりません。」

出版業界、執筆業というのは常にライバルとの熾烈な闘いを強いられている。一つの作品を仕上げるのに多大なる労力と時間を費やしているため、売れなければ売れっ子を当然やっかんでしまうもの。シェパードさんはローリングさんに対し、ハッキリと「そこまで富を築けばこれ以上稼ぐ必要もないでしょう。あとはリッチな隠居生活を楽しんで下さい。何しろ他の作家たちだって活躍したがっているのです。そうした後進に道を譲るべきです」と主張している。もっともローリングさんにとって執筆業は生き甲斐。シェパードさんのこの訴えにより、今後の執筆を断念する可能性は極めて低いであろう。

ちなみにローリングさんは昨年の夏、“ロバート・ガルブレイス”なる男性名で探偵小説を書いていたことが発覚した。理由は好きな探偵小説を手がけるにあたり、人々の正直な感想を知るためにも“ハリポタ作者”の肩書を一旦外したかったというもので、暴露したのは利害関係のない第三者であったにもかかわらず、「人の注目を集めるような話題を提供し、またしても一儲けを企んだのだろう」などと叩く者が大勢いた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)