昨年、交通事故により急逝した俳優ポール・ウォーカー(享年40)。そのポールが育てていた愛娘メドウちゃん(15)の母が、飲酒問題を解決すべくリハビリ施設にて治療を開始することになった。
昨年11月、ポール・ウォーカーは友人がハンドルを握るポルシェ・カレラGTに乗り込み大変な事故に遭った。同車は街灯や木に猛スピードで激突し大炎上、ポールはこの時に負った大怪我と全身火傷が原因で帰らぬ人となってしまった。
その後問題になったのが、“誰がメドウちゃんの保護者となるか?”であった。メドウちゃんはポールの元恋人レベッカさんが出産し養育していたものの、2011年以降はポールが育てていた。その理由はレベッカさんの飲酒問題。これを心配したポールは遺書に「何かあったら娘の保護者は祖母シェリル(ポール母)に」と記していたが、これにレベッカさんは猛反発。ついに法廷にて協議される事態となった。
ここで孫の身を案じるシェリルさんに対し、レベッカさんは「リハビリ施設で治療を受ける」と主張。シェリルさんは「施設でのプログラムを終え、その後ドラッグテストを受けるのであれば、保護者になる要求を取り下げる」と約束したという。今後レベッカさんの治療が終了するまでは、シェリルさんらポールの遺族がメドウちゃんの面倒をみるそうだ。
シェリルさんはポールの死後も気丈に振る舞い、取り乱し号泣する映画共演者ヴィン・ディーゼルを抱きしめ「仲間を失ったあなたも辛いでしょう」と慰めていた。強い母が娘に寄り添っていることを、天国のポールもきっと喜んでいるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)