ジャンボジェットの愛称で親しまれた大型旅客機ボーイング747(B747)の完全引退が近づいてきた。JAL(日本航空)は2011年3月にB747を退役させており、ANA(全日空)も2014年3月末日をもって4機全機の退役を発表した。ANAの特設サイトにはB747の思い出が寄せられている。元客室乗務員(CA)で現在は美魔女として知られる伊沢由美さんも自身のブログでB747との別れを惜しむ。
B747はジャンボジェットと呼ばれるように、それまでの旅客機の2倍を超える座席を設けた大型旅客機である。客室も2階建てとなり、エンジンも4基搭載しているのが特徴だ。しかし、機体の老朽化に伴い、燃費の悪さがネックとなり現行の機体で退役となる。
ANAの客室乗務員をしていた伊沢由美さんは「ABC第1回関西美魔女コレクション!」のファイナリストに選ばれたことがきっかけとなり、美魔女としてメディアでも活躍している。その彼女が1月15日に『伊沢由美の美blog』で、「ANAのボーイング747-400のジャンボ機の引退セレモニー」に触れている。
その日、伊沢由美さんは宮崎のイベントに向かうために伊丹空港に入ったが、引退セレモニーがあったためにいつも以上の人混みだったそうだ。B747の引退ということから、彼女もCAだった頃を思い出す。
「27歳で初めて、このジャンボ機B747-400(565席満席)でグアム線のチーフパーサーを任せて頂いた時に、“あ~、もういつ辞めても悔いはないな…”と思った記憶があります。皆の目標であり、皆の憧れの飛行機でした」と当時を振り返り、「こうやって、サヨナラとアリガトウが言えて良かった」と感慨深げだった。
ANAでは特設サイト『FINAL 747 -THANKS JUMBO-』を設けており、その中で“B747の思い出”を受け付けている。
すでに多数のメッセージが寄せられており、「飛行機嫌いだった夫は新婚旅行も新幹線だったが、結婚10周年旅行でようやく飛行機を使ってくれた。ツアーで乗ったのがB747-400。快適だったようで、それ以来飛行機嫌いがなおりました。感謝する思い出の飛行機です」などジャンボジェットには様々な思い出がある。
中にはドラマ『GOOD LUCK!!』の再放送でB747を知り、「こんな飛行機があるんだと感動。それ以来空港にいくとB747を探し、僕は決めました。将来ANAのパイロットになることを」という頼もしいメッセージもあった。
ANAによると、ボーイング747-400型機ラストフライトは3月31日の羽田発(那覇着)と那覇発(羽田着)となる予定だ。
※画像は、『伊沢由美の美blog』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)