安住紳一郎アナウンサーがラジオ番組で、約10年前に自身に訪れたというピンチの存在を明らかにした。そのピンチからどうやって脱するべきかを思案する安住アナを救ったのは、辛坊治郎氏が行った“あるニュース解説”だった。
3月23日に放送されたラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)で、TBSの安住紳一郎アナウンサーが、10年ほど前“ワンクリック詐欺”にひっかかりそうになったことを告白した。安住アナは「ちょっと恥ずかしいんですけど」と言いつつも、当時の状況を克明に話し始める。
インターネットで調べ物をしていると、びっくりするようなニュースを見つけた安住アナ。そこには「その時の映像はコレ」との案内とともにバナーが貼ってあったそうで、興味をそそられた安住アナはバナーをクリックした。そうしたところ「18歳以上の方しかご覧になれません」と年齢確認をする画面へと切り替わったため、安住アナはその部分も「18歳以上」を選択した。すると「ご入会ありがとうございました」と書かれた画面へと替わり、そこには「入会金8万2000円」と「○○日までの振り込みを」との文言があった。まだ“ワンクリック詐欺”への対処法はおろか、その存在自体があまり知られていない時期だったので、安住アナは“振り込むべきか否か”をひとりで悩んでいたそう。
そんな折、安住アナがテレビを見ていると、朝の情報番組の新聞解説コーナーで辛坊治郎氏が“ワンクリック詐欺”を紹介している場面に遭遇。安住アナは「あぁ、辛坊治郎さんがこの話題をとりあげている」と気づき、その内容を詳しく聞くと、辛坊氏が「こんなもの(ワンクリック詐欺)はね、ほっといてください。お金払わなくていいんですよ」と対処法をアドバイスしていたそうだ。これを聞いた際、安住アナは「(今まで)誰にも相談できなかった。辛坊さん、ありがとう」と辛坊氏への感謝の気持ちを持ったと笑いながら回顧する。またその時に改めて「辛坊さんって(ニュースの解説で)人を救ってるな」と安住アナは実感したようで、「俺もそういう仕事ができるようにならないとな」と決意したことを明かした。その上で、安住アナは「いつか(辛坊さんに)お会いした時にお礼を言わなくっちゃ、と思ってるんですよね」と口にした。
毎週土曜日に放送されている『ウェークアップ!ぷらす』(読売テレビ)において司会を務める辛坊氏は、番組内に登場する難しい専門用語を丁寧に解説している。そんな辛坊氏の“わかりやすく丁寧な解説”が、10年ほど前に訪れた安住アナの窮地を救っていたのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)