エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】杏が入念な役作りにこだわる理由。「自分の中での日常にしていかないと…」

現在放送中の朝ドラ『ごちそうさん』でヒロインを演じる杏が、NHKのトーク番組にゲスト出演を果たした。その中で、杏は“撮影現場の雰囲気”や“小姑役のキムラ緑子との関係”さらに“念入りに役作りをする理由”を語り尽くした。

女優の杏が、3月14日に放送された『あさイチ』のコーナー「プレミアムトーク」にゲストとして登場した。朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』で、ヒロインの“西門め以子”役を演じている杏。MCの有働由美子アナウンサーから「10か月同じ人たちと一緒に家族としての役柄で過ごすのは、どんな感じですか?」と問われると、杏は共演者たちと今後ドラマ現場で違う役柄として再会を果たした際に「『みんな坊主じゃない!』みたいに違和感覚えちゃうと思います」と笑いながら答えていた。長きにわたる撮影で出演者の間に“本物の家族のような関係”が出来上がっていることを感じさせた。

またこの日、『ごちそうさん』で“ヒロインの小姑役”を好演する女優のキムラ緑子がサプライズゲストとして登場した。キムラは、先日プライベートで杏と一緒に美術館へ行った時のエピソードを披露。“お互いのペースを尊重する”ために館内で2人は別行動をとったようだが、杏がものすごいスピードで作品を鑑賞する姿を目撃したとキムラは笑みを浮かべながら話した。杏曰く、“先に何があるか早く知りたい”との気持ちからまずは一気に作品を見て、印象に残った作品をもう一度じっくり鑑賞しているとのことだ。他にもそれぞれのエピソードを語り合うなど、杏とキムラはドラマの中とは打って変わってとても仲の良い様子であった。

さらに番組で杏が普段使っているノートが公開されたのだが、そこには今回の朝ドラの“テーマ”や“自身の役の成長の軌跡”に加えて“着物の着方”までもが丁寧に書き込まれていた。このような入念な役作りをする理由について、杏は「今までの自分の日常になかったものが、当時生きていた人たちの当たり前の日常だと思うと、(きちんと時代背景などを理解して)自分の中での日常にしていかないといけない(から)かな」と言葉を選びながら答えた。

クライマックスを目前に控えた『ごちそうさん』だが、この日の『あさイチ』では“撮影現場の雰囲気の良さ”や“共演者どうしのプライベートでの親交”が明らかになった。また“入念な役作り”をする裏には、自分が演じる役柄の人物が生きた時代のバックグラウンドを把握した上で撮影に臨みたいという杏の強い思いがあったのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)