米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】薬物乱用の怖さを学ぶため、学校でマグショットを教材に。(オレゴン州)

米オレゴン州の保安当局がこのほど、典型的な薬物依存症になるとこんなにもむごたらしい外見を呈するようになるという警告を込め、衝撃的な“ビフォー・アフター”写真を公開した。

この画像は、オレゴン州マルトノマ郡保安局が公開したマグショット(逮捕写真)の1セットである。同じ女が再度にわたり当局の世話になったというもので、左は2000年5月に、そして右は2000年11月に逮捕されて撮影された。まだ若いこの女の顔面に現れた無数の赤い発疹(写真・右)は、複数のドラッグとアルコールの乱用によるものだろう。

このような逮捕時に覚せい剤のメタンフェタミン、ヘロイン、コカイン、そしてアルコールなどに強く依存していた同一人物による“ビフォー・アフター”写真が同保安局に20セットほどあるそうだ。どの人もこうした依存症に陥ると次第に頬がこけ、顔や髪の色ツヤがうせ、年齢より10歳以上老けて見えるようになると言われるが、メタンフェタミンだけに限っても副作用には過度の興奮、頭痛、不眠、手のふるえや動悸といったものがあり、皮膚に発疹が現れ、感覚異常は味覚にもおよぶ。

未来ある世代に「このようになっては人生元も子もない」と警鐘を鳴らす、各種依存症撲滅キャンペーン“From Drugs To Mugs”。その一環としてマルトノマ郡保安局により、これまでもこのような“ビフォー・アフター”写真がたびたび公開され、教育現場での保健指導に役立てられてきたそうだ。たった半年間でみじめにも落ちぶれていったこの女の外見の変化に、少年少女の心が強く揺さぶられることを願ってやまない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)