北朝鮮の金正恩第1書記が唯一心を許すアメリカ人などと呼ばれ、誕生日を祝うなど北朝鮮を幾度も訪問しているデニス・ロッドマンが、アルコール依存症によりリハビリ施設に入所した。「自分は今、強いストレスにさらされている」などとこぼしているようだ。
米NBA界では実力派ながら超悪玉選手としてコートで大暴れし、その後は俳優や格闘家として活動してきたデニス・ロッドマン(52)。彼は今、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の親友として度々北朝鮮を訪問しているが、深酒をする生活が限界に達したのか、リハビリ施設に入所したことをエージェントのダレン・プリンス氏が発表した。具体的な施設の名や治療期間については明かされていない。
北朝鮮では多数の美女と最高級の美酒に囲まれ、豪華ヨット付きのプライベートアイランドでのラグジュアリーな休暇を提供されたと言われる中、訪朝の名目を“単なるバスケット外交”としているロッドマン。「北朝鮮に2012年から拘束されている韓国系アメリカ人、Kenneth Bae氏を釈放せよとなぜ一言働きかけなかったのか」。米国市民やメディアにこう批判されて逆ギレしてみせたロッドマンだが、あちらでの大量飲酒については「バスケットボールチームの編成や指導にあたり、強いストレスを感じていた」などと説明していた。
ロッドマンは2003年に結婚するも破局した妻ミシェルさんと小学生の子供たちへの仕送りを続けていたが、3年もすると徐々にそれが滞るようになり、2012年春にロッドマンの弁護士は「自己破産手続きに入る」と発表した。フロリダ州が肩代わりして妻子に送ってきた額はその時点で約1,450万円。しかしカリフォルニア州オレンジ郡の豪邸に暮らし、ラスベガスでのギャンブルに興じるロッドマンである。同郡裁判所はその自己破産宣言を受け入れず、法の侮辱罪として3年の保護観察処分を言い渡した。プロボクシング界の元王者、マイク・タイソンはこのようなロッドマンの訪朝を「金儲けのため」とバッサリ斬っている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)