「本当に忌々しく憎らしい奴らだ。腹いせに何かしてやろう」。あらゆる会社に就職を希望してもまったく採用されない悔しさから、ある男がとんでもない復讐を思い立った。なんと誰もが嫌がる“アレ”を次々と送りつけたのである。
就職を希望する複数の会社にアプリケーションやレジュメを送付するも、結果はなぜか必ず「不採用」という米ミズーリ州セントルイス出身のジーヴォンズ・ブラウンという男。彼は自分に何が不足していたのかを省みることもなく、悔しさのあまり会社への復讐を考えるのであった。
ブラウンが自分を蹴った会社に対して行ったのは、ネコのフンを小包で送りつけるという58歳にしては何とも幼稚で卑劣な嫌がらせ。逮捕されるまでそれは続き、合計20の会社に送りつけていた。警察の取り調べの中で徐々に反省の気持ちが見られるようになったブラウンには、24か月の保護観察期間つき執行猶予処分が言い渡された。
“体臭のイヌ、便臭のネコ”と言われるように、ネコのフンは時に鼻をツンざくような強烈な悪臭を放つ。開封した人のその時の不快感はどれほどのものであったかは想像に難くない。ブラウンは「ごめんなさい。もう二度とそんなコトはしません」と語り、すべての会社にお詫びしたい気持ちで一杯だそうだ。もっとも会社は「そんなコトを思いつく人間だからどこにも採用されないんだ」とカンカンである。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)