映画『ダラス・バイヤーズクラブ』に出演し、エイズを患う主人公を熱演した俳優マシュー・マコノヒー(44)。そのマシューが「10代の頃にHIV感染に怯え、何人もの医師に相談に行った」とメディアにコメント。当時の不安な心境を語ったとして話題になっている。
エイズ患者になりきるべく、驚異の減量に成功したマシュー・マコノヒー。過去には実際に「HIVに感染してしまったのではないか?」と強い不安に陥った経験があるという。そんなマシューは『RTÉ Ten』の取材を受けこう語っている。
「そう、あれは1988年、僕がカレッジの学生だった頃さ。僕はゲイではない若者でね。セックスの経験もあった。あの頃不安になったのを覚えているよ。」
「まだはっきりと記憶にある。3人もの医師に話を聞きに行ったんだから。こんな風に話したものさ。『僕はゲイじゃありません』、『性的にルーズというわけではないんです。でも(感染の)確率を教えてください』ってね。」
しかし当時ははっきりとした情報を医師すらも持っておらず、3人の答えも一致しなかったとのこと。そのせいでマシューは余計に大きな不安を抱え込んだというが、当時の複雑な心境は映画の役作りにも大いに役立ったに違いない。1月に開催されたゴールデングローブ賞授賞式でマシューはその演技を高く評価され、主演男優賞(ドラマ部門)を受賞するに至っている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)