エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】イモトアヤコが初舞台で竹内結子の妹役。演出・三谷幸喜「まゆ毛は、検討中」

女優・イモトアヤコに注目だ。三谷幸喜作で知られる舞台『君となら』を三谷自身の初演出により上演されることが分かった。キャストには主演・竹内結子の妹役にあのイモトアヤコが決定しており、大きな見どころとなりそうだ。また、草刈正雄も三谷作品に初挑戦となり、どのような演技を見せてくれるか期待が高まる。

舞台『君となら』は1995年に三谷幸喜作、山田和也演出により斉藤由貴の主演で上演された。

「もしも娘の恋人が、父親以上に年の離れた人物だったら…。好きだけど隠したい、そんな彼が突然家に訪ねてきたら!」。嘘が嘘を呼び、劇場を誤解と笑いで満たした本作は、抱腹絶倒の傑作お茶の間ホーム・コメディとして、三谷幸喜の代表作となった。

今回、その舞台『君となら』を三谷幸喜自身が初めて演出して、2014年8月に上演することが決定。全キャストが明らかとなった。主演は竹内結子でその父親役に草刈正雄。そして妹役にイモトアヤコが抜擢された。他にも長野里美、小林勝也、長谷川朝晴、木津誠之らが出演する。

竹内結子演じるヒロイン・小磯あゆみに実業家の恋人がいるらしい。お相手は70歳の実業家・諸星賢也(小林勝也)。あゆみの父親・小磯国太郎(草刈正雄)よりも年上と分かる。母親の小磯よりえ(長野里美)が賢也の息子、諸星玄也(長谷川朝晴)をあゆみの恋人と勘違いすることから嘘が嘘を呼び、誤解が誤解を呼んでいく。この小磯家を中心に展開される物語で、あゆみの妹、小磯ふじみを演じるのがイモトアヤコだ。

イモトアヤコは舞台初出演について「ずっとやりたいと思っていた舞台に、三谷作品・三谷演出で立てる事が、今から楽しみで仕方ありません!」とやる気を見せた。また、「三谷さんに『今回はかなり高い山になると思いますよ』と言われたことを夜な夜な思い出し、不安にもなりますが、今はただ、全力で初舞台という高い山に挑みたいと思っています」と決意を語っている。

自身の作品ながら初演出となる三谷幸喜は「イモトさんが今回初舞台と聞いて、驚かなかった人はいないはず」とイモトが見どころだとアピール。「彼女には、既にベテランの風格があります。抜群の存在感、誰からも愛されるキャラ。まさに新しい喜劇女優の誕生です」と期待しながらも「本番でまゆ毛をどうするかは、検討中」とジョークを飛ばしていた。

イモトアヤコといえば、珍獣ハンターとして世界の秘境を旅して回ることで人気者となったが、ここ数年はキリマンジャロやモンブラン、マッターホルン、マナスルといった世界の山々に登頂しており、いずれはエベレストを目指すという。しかし、登山家でもない彼女がそうした挑戦を続けるのは無謀だという批判もあり企画がいつまで続くかも不明だ。彼女は元々お笑い芸人であり、いずれはタレントとしての大成や女優の道を目指しているのではないか。

“抱腹絶倒の傑作お茶の間ホーム・コメディ”と評判の本作は、そんなイモトアヤコの初舞台としてはうってつけではないだろうか。彼女がどこまで女優としての力を見せてくれるか8月の上演が待ち遠しい。

<舞台『君となら』の概要>
【東京公演】パルコ劇場:2014年8月9日(土)~9月15日(月祝)
【大阪公演】シアター・ドラマシティ:2014年9月17日(水)~23日(火祝)
【名古屋公演】名鉄ホール:2014年9月25日(木)~9月28日(日)
【お問い合わせ】パルコ劇場03-3477-5858
【公式HP】 http://www.parco-play.com

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

【エンタがビタミン♪】イモトアヤコが初舞台で竹内結子の妹役。演出・三谷幸喜「まゆ毛は、検討中」