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writer : tora

【エンタがビタミン♪】恩人の伊集院光が分析、“バイきんぐ”小峠の魅力とは。

2012年に“コント日本一”の称号を獲得したバイきんぐ。そのツッコミ役を担当する小峠英二が、このところバラエティ番組に数多く出演している。この人気の秘訣について“バイきんぐの恩人”である伊集院光が見事に分析した。

お笑いコンビ“バイきんぐ”(小峠英二・西村瑞樹)が2月13日放送の『スタジオパークからこんにちは』にゲスト出演した。コンビ結成から16年間にも渡る長い下積み期間を経てバイきんぐは「キングオブコント2012」のチャンピオンとなったが、番組の司会を務める伊藤雄彦アナウンサーは小峠と西村に「16年間頑張り続けることができた理由」について尋ねた。この質問に小峠が「(16年もやっていれば普通は)誰しも一度は大きなチャンスがあるが、僕らはホントに一回もなかった。だからいつかチャンスが来ると思って続けてきた」と笑いながらも非常に力のこもった返答をした。

またこの日の放送では、バイきんぐの2人が「とてもお世話になった」という恩人である伊集院光からメッセージVTRが寄せられた。伊集院は小峠の魅力について「(普段は)怖い顔をしていてるんだけど、笑った時カワイイ。そのギャップが大好き」と話す。その上で「ワイプに映る(小峠の)顔が怖すぎる。もうちょっと笑顔の比率を増やしてほしい」と伊集院は注文をつけたが、小峠はその言葉通り満面の笑みでVTRを眺めていた。

強面の顔と切れ味鋭いツッコミで一躍世間に知られることとなった小峠だが、最近ではまた違った魅力をテレビで垣間見る場面が増えてきた。勝谷誠彦氏や青山繁晴氏ら報道番組でおなじみの人たちから時事ニュースをわかりやすく解説してもらい、理解できたと思ったら実際にそれをパネラーの芸人たちが自分で解説するというニュースバラエティ番組『有吉のバカだけど…ニュースはじめました』を例に挙げたい。そこでの小峠は“ツッコミ”ではなく純粋な性格を活かした“ボケ役”のパネラーとして、自分が「わからない」と感じたことは素直に解説者たちにぶつけていきながら番組を盛り上げる。そんな小峠が昨年の4月の放送で「(解説者が)何をおっしゃっているか全くわからない」という状況から必死に食らい付いていき、最終的に「アベノミクス」を完璧に解説してみせたことがあった。その時交わされた小峠と青山氏との熱い抱擁シーンは、番組を見た視聴者に笑いだけでなく感動も誘うものであった。

「怖そうな外見・切れ味鋭いツッコミ」に対して「笑った時のカワイイ顔・素直な性格を活かしたボケキャラ」というギャップ。売れない頃からバイきんぐを後押ししてきた伊集院光の分析は、今の“バイきんぐ小峠人気”の要因を的確に言い当てたものだろう。
(TechinsightJapan編集部 TORA)