アジア発!Breaking News

writer : katakura

【アジア発!Breaking News】学生の生理休暇、小学校にまで拡大。(台湾)

社会人に限らず、学生にも生理休暇が与えられている台湾。これまでに大学、高校、中学校などで多くの学校が女子生徒の生理休暇を認めている。このたび、その範囲が小学校にも拡大されることになった。台東県の東海小学校ではいち早く新制度を取り入れたという。『蘋果日報』が報じた。

最近は初潮が低年齢化し、小学生で迎える場合が多くなっている。教育部(日本の文部科学省に相当)は多くの大学や高校、中学校などで女子生徒の生理による欠席が考慮されているが、小学校にはそうした取り組みがないことから先月、各学校に向けて月1回の生理休暇制度の提案を出した。なお、生理休暇を病欠の一部とするかどうかは現在検討中だ。

早速生理休暇を導入した東海小学校は、保護者からの連絡があれば生理による欠席として処理するそうだ。しかし、この提案に対しては「これまで通り病欠でいいのではないか」とする学校も多く、女子生徒や保護者らも必要性を感じていないとのこと。東海小学校に通う6年生の女子生徒は、「これまで生理で体調が悪いときは病欠で休んでいた。生理休暇なんて取ったら男子の話のネタになるだけ」と話した。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)