米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】「週末は10時まで眠らせて」親のメモ書きが子供の自立心を育てる!?(ワシントン州)

「週末くらいゆっくりと寝坊したいけれど、子供が朝早くから起きてしまって」。こう嘆く共働き夫婦は多い。そんな悩みを解決してくれるかもしれない、実に興味深い話を『ABC News』が伝えて話題になっている。

共働きの夫婦にとって、週末は幼い我が子とたっぷりと向き合う大切な時間である。だが本音は、週末くらい寝坊して体の疲れを癒やしたいところ。曜日に関係なく早く起きてしまう子供たち。そのギャップに悩むパパやママに、米ワシントン州在住のジョゼフ&サマンサ・マンヴィルさん夫妻が試したある奇策をご紹介したい。

朝、子供たちが起床してすぐに気がつくような場所に、「10時まではパパ、ママを起こさないでね」と書いたメモを残したサマンサさん。メモはカラーペンを多用して楽しいものに仕上がっているが、読み進めるとアレクシアちゃん(10)、リアムくん(8)が10時までにすべきこと、してはならないことなどを的確に指示している。両親としては、ここまでやらなければ安心して寝坊していられなかったのだ。その内容とは…。

「おはよう! パパとママはまだ寝ているの。10時になるまではノックしたり起こしたりしないでね。でも火事とか何か本当に大変なことが起きた時は別よ。」

「2人の質問に先に答えておくわね。朝食はシリアルをどうぞ。テレビを見たり、Wiiで遊んでいいわよ。お友達の家に遊びに行ったり、スナック菓子を食べるのはダメ、絶対にダメよ。おやつにはオレンジがいいわ。」

「アレクシア、あなたはリアムを怒らせないように気をつけてね。リアム、すぐにメソメソしたり泣き叫ぶのはよくないわよ。」

サマンサさんはメモの最後に“パパもママもあなたたち2人を心から愛しているわ!”と優しく添えた。髪の毛がボサボサだの、顔を洗っていないだのと干渉されることもなく、Wiiで好きなだけ遊んでよし。子供たちも悪い気はしなかったのであろう。夫妻の部屋に「パパ、ママ、起きて~!」とやって来たのは10時6分のことであった。夫妻もゆっくりと休めた上に、子供たちの心の中にも思いやりや自立心が育っているとのことだ。

※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)