米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】胎児がレプリカに。「3D/4D画像を忠実に再現しますよ」と仰天の新ビジネス。(加州)

産まれて来るのはまだ何か月も先のこと。少しずつ大きくなるお腹をなでながら、妊婦さんは「早く赤ちゃんを見たい、抱っこしたい」と思うことも多いものである。そこに目をつけたのがアメリカ人のある夫婦。「胎児期の赤ちゃんを最新の3D/4D技術で忠実に再現します。レプリカにして一生の記念にしませんか?」なる新ビジネスをスタートさせた。だが…!?

かつて、妊娠中の胎内の様子を超音波(エコー)で確認する診断方法が出現した時も、母親たちは「画期的だわ」と喜んだ。だが今どきの産科は3D、あるいは4Dで捉えた胎児の画像をプリントアウトして渡してくれる時代である。赤ちゃんの表情を極めてリアルに伝えてくれるその写真には、早くも「この子はパパ似」、「おばあちゃん似だ」などと話が盛り上がるようだ。

さて、米カリフォルニア州在住のジェラード&ケイティー・ベセットさんという夫妻が、このほど「胎児の顔や表情、体長、姿勢などを3Dか4D画像をもとに忠実に再現します。お腹の中の赤ちゃんを早く抱っこしたくありませんか? 一生記念に残る世界にただ1つのレプリカです」として、『3D Babies』なる新しいビジネスを始めた。サイズは妊娠週数によりミニ、ハーフ、フルと3種類あり、気になるお値段は200ドルから400ドル。開設したサイトには、妊娠したばかりのカップルなどから照会がさっそく舞い込んでいる様子だ。

だが実は、夫妻はそこで人々に驚くような“協力”を依頼している。「このビジネスを始めるにあたっては、精巧さを高めるためにストラタシス社製の『U-Print SE Plus』プロ向け 3Dプリンタがどうしても必要。1万5000ドルを目標に皆さんからの資金援助を募っています」というのだ。“何だそれは…ということで、現在のところ目標額の1割も集まっていない”と報じるメディアもある。『3D Babies』ビジネスの実現はいつのことになるのやら、せっかく興味を示してくれた妊婦さんもそのうち出産を迎えるはずだ。

※ 画像はkgw.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)