エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪・番外編】永井一郎さんの訃報に声優・神谷明が悲しみ。「心に大きな穴が空いてしまった」

アニメ『サザエさん』のお父さん、磯野波平の声などで知られる声優の永井一郎さんが1月27日、ナレーションの仕事で訪れた広島のホテルで倒れ、病院で死亡が確認された。訃報を聞いた声優仲間の神谷明が、ブログで辛い胸のうちを明かしている。

永井一郎さん(享年82)は、1969年にテレビアニメ『サザエさん』が始まった時から磯野波平の声を務めてきた。息子のカツオを叱る「ばかも~ん」は昭和の父親そのものだった。永井さんの波平は2月9日放送分まで収録を終えているという。

他にもアニメでは『ゲゲゲの鬼太郎』の子泣き爺、『宇宙戦艦ヤマト』の佐渡酒造、徳川彦左衛門、『YAWARA!』の猪熊滋悟郎、『ドラゴンボール』のカリン様、『機動戦士ガンダム』のナレーションやデギン公王など、『じゃりン子チエ』の小鉄、『うる星やつら』の錯乱坊…などを担当。

洋画吹替えでも『スター・ウォーズシリーズ』のヨーダ、『ハリーポッターシリーズ』のダンブルドア校長などで活躍され、誰しもどこかで彼の声を耳にしていたことだろう。

『キン肉マン』(キン肉スグル)や『北斗の拳』(ケンシロウ)などで知られる神谷明(67)にとって、永井さんは偉大なる先輩だった。彼は『神谷明オフィシャルブログ「神谷明の屁の突っ張りはいらんですよ!!」』で、1月27日に「悲しい知らせ…」と題してその気持ちを伝えている。

神谷明もベテラン声優だけに、永井さんと仕事を共にすることも多かった。彼は「どんな時も、正統派のお芝居を我々に見せてくれていた大先輩だけに、それを目指していたボクの心には、大きな穴が空いてしまいました」とショックを明かす。「今は、どんな言葉を尽くしても、気持ちを表現することが出来ません」というほどだ。

読者からも、「小さい時からカツオと一緒に怒られてきたのに。永井さんの声は25年以上聞いています。もっともっと、聞きたかった」、「悲しいです。私自身はYAWARA!のおじいちゃんがすごく印象に残ってます。永井さんや神谷さんたちの声の演技聞いて、声優って凄いって憧れた時代でした」といったコメントが届いている。

それと共に「神谷さんも大変ショックが大きいようですが、お体にお気をつけください」、「神谷さん、気を落とされませんように。寒い季節ですので暖かくしてお過ごしくださいね」と悲しみにくれる神谷明を心配する者も多い。彼には健康に留意して永井一郎さんの分まで頑張って欲しい。

※画像は、『神谷明オフィシャルブログ「神谷明の屁の突っ張りはいらんですよ!!」』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)