ナインティナインの岡村隆史が、歌舞伎俳優の市川海老蔵からある意外な質問を投げかけられた。「岡村さんは(今後)歌舞伎をやるつもりはあるんですか?」 もちろん海老蔵は大真面目である。
1月16日の深夜に放送されたラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、市川海老蔵が出演する舞台『初春花形歌舞伎』を観劇したことを明かした岡村隆史。実は岡村は『めちゃ×2イケてるッ!』のオファー企画の中で、昨年8月に海老蔵の自主公演『ABKAI』で歌舞伎に初挑戦している。今回、岡村が観た公演はその時に演じたものとは異なり、古典的なものであったため「すごかった」とまた新たな魅力を堪能できた様子であった。
公演終了後、岡村は海老蔵の楽屋にあいさつをしに行ったそうだ。「すごい面白かったです」と感想を伝えると、海老蔵は「で?」と独特の切り返しを見せたという。海老蔵は「岡村さんは(今後)歌舞伎をやるつもりはあるんですか?」と尋ねた上で、もし岡村にやる気があるのであれば自分も協力を惜しまないと語った。さらに、岡村と共に楽屋を訪れていた『めちゃイケ』のスタッフに対しても、「フジテレビさん的には?」と番組として実現できるか否かの見解を求めた。『めちゃイケ』スタッフが「機会があればそういう風に(番組として)やらせてもらえたら」と返答すると、海老蔵は「いつでも」と返したという。
昨年12月15日に放送されたラジオ番組『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』にゲスト出演した時に、海老蔵は「父(市川團十郎)はすばらしいけど、父ではできないことをやろうと思った」と、あえて故・市川團十郎さんとは異なる方法で歌舞伎界に貢献していきたいという思いを明かしていた。歌舞伎の世界に新しい風を吹き込むことに積極的な海老蔵だからこそ、『めちゃイケ』のオファー企画で熱心に取り組む岡村の姿を間近で見て何か感じるものがあったのだろう。そんな海老蔵からのまっすぐな言葉に、岡村も思わずタジタジになってしまったようだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)