エンタがビタミン

writer : tora

【エンタがビタミン♪】ふなっしーの転機。“ゆるキャラ界の暗黙のルール”を破ったワケを明かす。

昨年大ブレイクを果たしたふなっしーが“キャラクターはしゃべらない”という、ゆるキャラ界の暗黙のルールを破ったキッカケについて明かした。活動を始めた当初はしゃべっていなかったふなっしーだが、とあるイベントに出演した際に「しゃべろう」と決意したという。

12月28日に放送された『バナナマンの決断までのカウントダウン』において、大人気ゆるキャラのふなっしーがしゃべるようになったきっかけを語った。2012年の4月に「梨皮を3万8000円で調達して船橋の地に舞い降りた」と活動を始めた時期を話したふなっしーだったが、当初は“しゃべる”キャラクターではなかったという。そんなふなっしーに転機が訪れたのは、2012年11月に「ゆるキャラさみっと」という大規模なイベントに参加した時のことだった。

普通のゆるキャラはその隣に“アテンド”と呼ばれる人物がおり、キャラクターの代わりに話をするという形を採用している。しかしその時のイベントにはふなっしーのアテンド役がいなかったそうで、お客さんから「あれ? ふなっしーアテンドさんは?」と直接声を掛けられたのだ。その時に咄嗟に発した「いないなっしー!」の一言がキッカケとなり、ふなっしーは“しゃべるキャラクター”への転身を決心したと振り返った。番組内でその時の映像が公開されていたが、ふなっしーは今よりもゆっくりとしたスピードで話していた。しかしお客さんからの「ふなっしーいくら持ってるの?」との問いかけに対して「274円なっしー」と返答しており、当初から機転の利いたコメントをしていたのである。

先日放送された『シューイチ』にVTRで出演したふなっしーだが、取材に来た番組のスタッフに来年の抱負について聞かれると自らのブームを冷静に分析した上で「ほどほどにする」と話していた。このようにその場の状況を上手くつかんだコメントを発することができるところも、ふなっしー人気の要因であろう。そんな“しゃべれるゆるキャラ”ふなっしーの誕生のキッカケは、意外にもイベントでの咄嗟の対応だったのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)