ミュージシャンのROY(THE BAWDIES)が、モデルのAMOと結婚したことを1月18日に報道された。ネットでは双方のファンが祝福したり「付き合っているのを知らなかった」と驚く中で、「AMOとか全然知らない」というコメントも見受けられる。モデル・AMO(あも)は昨年の4月にラジオ番組でROYとの交際を認めており、ROYもそれに対してツイッターで「嬉しいよ」と返している。そんな素直なところも彼女の魅力なのだろう。
AMOは、2005年にファッション雑誌『KERA』のストリートスナップで読者モデルとして載るようになった。2008年からは『Zipper』にも読者モデルとして登場している。『JJ』や『CanCam』などの題字が赤いファッション誌を“赤文字系”と呼ぶのに対して、『KERA』や『Zipper』は “青文字系”雑誌とされる。
“青文字系”とは原宿などでよく見かける個性的なファッションで、男性に媚びないガーリーでカジュアルなことが特徴だ。プロのファッションモデルをイメージする“赤文字系”よりも手軽にお手本にできることから、ティーンにも人気がある。
AMOはその“青文字系”で人気の読者モデルだ。2010年11月には『笑っていいとも!』で、ベッキーが「女性に超人気“困り顔”モデル」としてAMOを紹介している。この頃からそれまで一部の“青文字系”ファンしか知らなかった彼女が広く知られることとなった。
あのきゃりーぱみゅぱみゅが同じ『KERA』の読者モデルとして活動を始めたのが2009年の秋なので、“青文字系”モデルとして彼女がAMOの影響を受けていることは明らかだ。
AMOは2010年にファッションモデルAYAMOとユニットAMOYAMOを結成して、2012年7月から音楽活動も始めている。ヒット曲こそないがシングルやミニアルバムも出しており、2012年10月にはシングル『LET’S GO OUT』の表題曲がアニメ『銀魂』のオープニング曲に起用されている。
彼女が音楽活動を始めたことも、ROYとの接点に関係しているのではないか。AMOが2013年の4月にラジオ番組でROYとの交際宣言をすると、『AMO(AMO_ANGEL) ツイッター』で「FRIENDSにはいつだって本当のことだけ伝えていたいから。びっくりさせてごめんね、ありがとう」と伝えた。この潔い言動に対して、ROYも「ありがとう! 嬉しいよ!」と返している。
これによってファンの間では2人が交際していることは知られていたが、それでも今年の1月18日に彼女が『AMOオフィシャルブログ「AMOSCREAM」』で直筆にて結婚を発表した時には驚いたファンも多かったようだ。
彼女は19日にブログで多くの祝福に感謝すると、「入籍自体は先週にしていましたが、いろいろな責任を考慮し準備を少しずつ進めていたために、発表が少し遅れてしまいました」と状況を説明して、私事でもあり少しでも早くと考えてブログで発表したことを伝えている。「せめてもの誠意として自筆での文を載せさせていただきました。ただ見ていただければわかるとおり、字が苦手なので(笑)。自分で見返して、あまりのへたくそさに後悔と恥ずかしさでいっぱいです」という文面からも彼女の人柄が伝わって来る。
「彼は、自分自身の感情にまっすぐでいること、どんなことも前向きに変えていく力、そして人を愛することの素晴らしさをわたしに教えてくれました」とROYについて触れると、「その魂が宿ったTHE BAWDIESの音楽が大好きですし、彼の音楽への真摯な姿勢を心から尊敬しています」と熱い思いを表している。
また、「子どもを産む予定はまだありません。今は妻としての生活を一人前にできることが自分の課題だと感じています」と世間で『できちゃった婚では?』と噂されていることにも答えており、子どもは好きなので母親になる準備ができてから考えたいということだ。
AMOはタレントとは違いメディアに登場することも少ないので、正直なところ“困り顔”のイメージが優先していた。しかし、ラジオでの交際宣言や今回のブログでの発表によって、22歳の彼女がしっかりと考えた上で結婚を決意したことが分かる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)