EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】F1元王者シューマッハ昏睡状態に。スキー転倒で頭を強打した時一緒だったのは14歳の息子。(仏)

昨年F1の世界から引退した元王者ミハエル・シューマッハが、フランスのメリベルでスキーを楽しんでいた中、転倒して頭を強打する事故に見舞われ、意識不明の重体に陥っている。事故から半日以上が過ぎ、その時の状況についても色々なことが分かってきた。

イタリアのトリノにも近く、アルプスの美しい山々を一望できるフランス南東部の有名なリゾート・スキー場「メリベル」。そこで29日午前11時頃、ドイツ人レーサーとしてF1で7度の優勝を遂げ、昨年をもって引退していたミハエル・シューマッハ(44)がスキー中に転倒し、岩に頭部を強打して病院に搬送された。

公開されているビデオを見る限りシューマッハのスキーの技術は優れており、事故発生時にはヘルメットもかぶっていたとのこと。ヘリコプターで搬送されたグルノーブルの「グルノーブル大学病院(Grenoble University Hospital Centre)」では、すぐにジェラール・サイヤン医師ほか脳外科のエキスパートが開頭手術を行った。

その脳挫傷は大変重篤なものであり、術後の経過とともに状態はむしろ深刻なものへと変化。脳内で出血や脳浮腫が生じ、シューマッハはすでに昏睡状態に陥ってしまったという。頭蓋内圧モニターで監視しながら出血や血栓への対処が続くとみられるが、予断を許さない状況にあるそうだ。

なお、事故当時にシューマッハと一緒にいたのは数人の友人と彼の14歳の息子。何とも悲しい年の瀬となってしまった。またTwitterでは、かつての戦友らが次々と“神様、彼を助けて下さい”とツイート。シューマッハの回復を祈り、家族に励ましのメッセージを送っている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)