米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】シアトルのNFLファン、怒号のような大歓声でM2.0の「地震」を起こしていた。

本場アメリカで行われるNFL、MLB、NHLなどの試合を観た方は、スタジアムに響き渡る大歓声のすさまじさを「日本とは比べ物にならないウルサさだ」と口を揃えて言う。このほどシアトルで、それが地震と同じような震動を記録していたことが分かった。

今月2日夜、米ワシントン州シアトルのスタジアム「センチュリーリンク・フィールド(CenturyLink Field)」で行われたNFLアメリカンフットボールの試合。今季絶好調の地元チーム「シアトル・シーホークス」がプレーオフ進出をかけ、2010年に『第44回NFLスーパーボウル』で優勝した「ニューオーリンズ・セインツ」と戦ったのだ。

試合はシーホークスが34-7でセインツを下した。特にQBのラッセル・ウィルソン選手は30本中22本ものパスを成功させ、美しいタッチダウンパスが3本も通ったことから地元ファンは大興奮。その結果、ワシントン大学の「The Pacific Northwest Seismic Network」は、試合中に何度か地震が記録されたと発表した。地震速報を出す『米地質調査所(United States Geological Survey)』が計測するには至らなかったものの、ファンが一斉に怒号のような大歓声をあげ、そこに足踏みも加わるハイライトシーンでは幾度か地震計が振れ、マグニチュードは最大で2.0を観測したというのである。

シーホークス・ファンによる熱狂的な応援はかねてから「異常にウルサイ」と有名。試合での大歓声を音量計で計測し続けてきた“ボリューム12/シーホークス12番目の男”を名乗る民間グループが、よそのスタジアムで行われるNFLの試合は90デシベル前後なのに、シーホークスがホームで試合を行うと120デシベルを超すと発表していた。ちなみに120デシベル=ジェット機の爆音などと表現されるが、今回の試合で計測された数値はなんと137.6デシベルであった。

※画像は、twitter.com/Seahawksのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)