もしもパラシュートが開かなかったら、あるいは他人のものと絡まることがあったら…。こんな恐怖を想像していたら絶対に楽しめないのがスカイダイビングである。だがこのほどアリゾナ州で、その「もしも」が発生してしまった。
米アリゾナ州のフェニックスとツーソンの中間に位置するピナル郡エロイ(Eloy)でこのほど、スカイダイビングをしていた3名のうち、2名が空中衝突を起こし、パラシュートを絡ませて急降下。全身を地面に叩きつけられ2名とも死亡するという痛ましい事故が発生した。
亡くなったのは3名のグループでスカイダイビングに参加していたうちの2名で、地上約90メートルの空中で衝突しており、目撃していた人の話では、開いていたパラシュートが絡まるようにして猛スピードで地面に向かって落下していったという。
ダイバーの名前はいまだ明らかにされていないが、エロイ署は1名が即死、1名の死亡が病院で確認されたことを発表。軽傷で済んだもう1名のダイバーや、地上で目撃していた人々の証言をもとに事故の調査を進めていきたいとしている。
現地では長いことスカイダイビングがレジャーとして盛んに行われており、複数の会社が市営エロイ空港(Eloy Municipal Airport)を拠点とするダイビングツアーやトレーニング施設での事前訓練を提供しているが、今回事故が起きたのは「Skydive Arizona」社。しかしその公式HPにはいまだ事故の情報が明らかにされていない。
※画像は、skydiveaz.comより
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)