マツコ・デラックスがテレビ出演する時は、ロングドレスで髪はアップにしたスタイルが多い。稀にだがレギュラー出演している番組で、無造作に髪を下ろしたスタイルを見かけることがある。実はこのマツコの髪型の変化が、視聴率にまで影響を及ぼしているというのだ。
昨年4月から始まった、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)。これまで81回が放送されたのだが、そのうちMCのマツコ・デラックスが髪を下ろして出演した回数は12回。この回の視聴率をそれぞれ調べると、髪をアップにしている回より断然視聴率が低いのだという。
また番組のスタッフによればマツコは髪がアップスタイルの時はテンションが高く攻撃的だが、ダウンスタイルの時はネガティブ発言が多く態度もどこか投げやりだと証言する。しかし、マツコによると髪を下ろしているケースは、「楽屋入りが遅くなってヘアメイクにかける時間が少なかったから」という単純な理由だという。やる気の「有る」「無し」と髪型の因果関係を本人は認めていない。
それでは視聴者にマツコの髪型に対する拘りがあるのだろうか。ツイッターを見ると「アップにしている方が好き」という好き嫌いだけの意見が多いが、なかには「髪を下ろしているマツコは怖い」「だらしなく見える」とネガティブな見方もある。番組の内容云々よりも映像が見たくないからとチャンネルを替える人もいそうだ。
過去のテックインサイトの記事にもある通り、マツコはレギュラー番組の視聴率を気にして、衣装やヘアメイクに大変気を遣っていると話していた。視聴率向上のためなら、「最終的には大銀杏(力士の髪型)で出演しても構わない」とまで言い切っているのだ。今回のように「髪を下ろしていると、視聴率が悪い」と示されてしまうと、生真面目なマツコのことだ。たとえ時間が無くてゴムで1本に結わえるだけでも、髪をアップにして出演しそうな気がする。
(TechinsightJapan編集部 みやび)